半歩先を読む日本最大級のマーケティングサイト J-marketing.net

公開日:2020年01月10日


消費者調査データ No.306
チョコレート(2020年1月版)
健康イメージで高いリピート意向を保つチョコレート効果、上位はロングセラーが揃う



本コンテンツのグラフ、詳細データは有料会員サービスでのご提供となっております。
ご利用には有料の会員登録が必要です。
ご登録済みの方は、こちらから全文をご利用ください。
会員のご登録はこちらをご覧ください。

 2018年のチョコレート市場は、前年比2.4%減の5,370億円で、8年ぶりの前年割れとなった(全日本菓子協会 小売り金額)。

 今回は、当社が任意に選んだチョコレート35ブランドについて、「知っている(認知率)」、「買って食べたことがある(経験率)」、最近3ヶ月以内における「広告・記事を見たことがある(広告接触)」「店頭などで見たことがある(店頭接触)」、「3ヶ月以内に買って食べた(3ヶ月内購入)」、さらに「今後(も)買って食べたい(今後意向)」と「購入経験者における今後の購入意向(再購入意向)」という7項目について、インターネットモニターに対して行った調査結果をランキング形式でお届けする。

 今回のランキングの上位には、前回(2019年2月版)でも複数の項目で3位内を獲得した「チョコレート効果(明治)」「ガーナ(ロッテ)」、「ダース(森永製菓)」などが並んだ。「チョコレート効果」は、2位以下との差は比較的小さいながら、広告接触、店頭接触、3ヶ月内購入、今後の購入意向などで首位を獲得した。同商品は、高カカオポリフェノールを含み、「健康を考えるチョコレート」と銘打っており、健康イメージを訴求してユーザー層を拡大してきたチョコレート市場を象徴するブランドといえる。

 また、ユーザーのロイヤリティの指標である再購入意向をみると、首位「セブンプレミアムのチョコレート(セブン&アイ)が獲得したものの、2位には脂肪や糖の吸収を抑える難消化性デキストリンを添加した機能性表示食品の「リベラ(江崎グリコ)」が入った。3位は「チョコレート効果」、4位はシールド乳酸菌を含む「シールド乳酸菌チョコレート(森永製菓)」となり、健康を意識した商品が上位に入った。

 チョコレートは気温に左右されやすい商品で、2018年の前年割れには記録的な猛暑も影響していると考えられる。2019年は厳しい残暑があったものの、7月の低温傾向などからチョコレート市場は復調傾向とみられている。前回(2019年2月版)と比較しても上位ブランドの3ヶ月内購入や今後の意向などの数字は大きな変化はみられず、トレンドとしてのチョコレートのブームは続いていると考えられる。今後、チョコレート市場が再びの成長軌道に戻れるのかが注目される。

本コンテンツのグラフ、詳細データは有料会員サービスでのご提供となります。
【グラフ・詳細データのご利用はこちら】(有料会員向け)

※会員のご登録はこちらをご覧ください。






【提示35ブランド】
  • チョコレート効果(明治)
  • 明治ザ・チョコレート(明治)
  • 明治ミルクチョコレート(明治)
  • 明治ブラックチョコレート(明治)
  • メルティーキッス(明治)
  • ガルボ(明治)
  • オリゴスマート(明治)
  • ポリフェノールショコラ(ロッテ)
  • 乳酸菌ショコラ(ロッテ)
  • ガーナ(ロッテ)
  • クランキー(ロッテ)
  • シャルロッテ(ロッテ)
  • 紗々(ロッテ)
  • ZERO(ロッテ)
  • 神戸ローストショコラ(江崎グリコ)
  • リベラ(江崎グリコ)
  • GABA(江崎グリコ)
  • ホーバル(江崎グリコ)
  • ダース(森永製菓)
  • 森永チョコレート(森永製菓)
  • カレ・ド・ショコラ(森永製菓)
  • ベイク(森永製菓)
  • シールド乳酸菌チョコレート(森永製菓)
  • ドクターズチョコレート(マザーレンカ)
  • スライス生チョコレート(ブルボン)
  • ハイショコラ(ブルボン)
  • ボノボン(ヤマキン)
  • チロルチョコ(チロル)
  • ロシェ(フェレロ)
  • エクセレンス(リンツ)
  • キスチョコ(ハーシー)
  • アフターエイト(ネスレ)
  • セブンプレミアムのチョコレート
  • トップバリュのチョコレート
  • みなさまのお墨付きのチョコレート(西友)


【調査設計】
調査手法:インターネットリサーチ
調査期間:2019年12月6日(金)~12月11日(水)
調査対象者:当社インターネットモニター 20歳~69歳
        全国の男女個人
有効回収サンプル数:1,025サンプル
サンプル構成(%)




参照コンテンツ


おすすめ新着記事



J-marketingをもっと活用するために
無料で読める豊富なコンテンツプレミアム会員サービス戦略ケースの教科書Online


新着記事

2025.05.22

25年3月の「商業動態統計調査」は12ヶ月連続のプラス

2025.05.21

25年3月の「消費支出」はふたたびプラスに

2025.05.21

25年3月の「家計収入」は3ヶ月連続のマイナス

2025.05.20

25年3月の「現金給与総額」は39ヶ月連続プラス、「所定外労働時間」はマイナス続く

2025.05.19

企業活動分析 サントリーHD 24年12月期は主力の「飲料・食品」好調で4期連続の増収増益

 

2025.05.16

消費者調査データ No.425 エナジードリンク 首位は「モンスターエナジー」、再購入意向は「モンエナ」ファミリー勢ぞろい

2025.05.15

25年3月は「完全失業率」は悪化、「有効求人倍率」は改善

2025.05.14

自分で火をつけ自ら消火して英雄に - トランプ関税の顛末

 

2025.05.14

25年3月の「新設住宅着工戸数」は2ヶ月連続のプラスに

2025.05.13

25年4月の「乗用車販売台数」は4ヶ月連続のプラス

2025.05.12

企業活動分析 キリンHDの24年12月期は、増収もFANCL子会社化など積極投資で減益に

2025.05.09

トランプ関税を裏づける「購買による征服」の理論 - 安全保障の論理

2025.05.09

月例消費レポート 2025年4月号 消費は堅調に推移している - 波乱要因への政治的対応の巧拙が日本の消費の行方を左右

2025.05.09

消費からみた景気指標 25年2月は5項目が改善

週間アクセスランキング

1位 2025.05.09

トランプ関税を裏づける「購買による征服」の理論 - 安全保障の論理

2位 2024.05.10

消費者調査データ エナジードリンク(2024年5月版)首位は「モンエナ」、2位争いは三つ巴、再購入意向上位にPBがランクイン

3位 2024.06.21

消費者調査データ ビール系飲料(2024年6月版) 首位「スーパードライ」、キリンの新ビール「晴れ風」にも注目

4位 2024.03.08

消費者調査データ カップめん(2024年3月版)独走「カップヌードル」、「どん兵衛」「赤いきつね/緑のたぬき」が2位争い

5位 2013.03.22

MNEXT ビックカメラによるコジマの買収はメーカーを巻き込んだ衰退業界再編の始まり

ENGLISH ARTICLES

2023.04.17

More than 40% of convenience store customers purchase desserts. Stores trying to entice shoppers to buy desserts while they're shopping.

2023.02.22

40% of men in their 20s are interested in skincare! Men's beauty expanding with awareness approaching that of women

2022.11.14

Frozen Foods' Benefits Are Expanding, and Child-raising Women Are Driving Demand

2022.09.12

The Penetration of Premium Beer, and a Polarization of the Growing Beer Market

2022.06.20

6.9 Trillion Yen Market Created By Women― Will Afternoon Tea save the luxury hotels in the Tokyo Metropolitan Area