
健康志向などを追い風に堅調な動きを続ける茶飲料市場のなかで、特に伸びている領域がある。3年連続で過去最高を更新した麦茶飲料だ。

麦茶飲料の生産量は、コロナ禍の2020年は前年割れとなったものの、翌21年は早くもコロナ前の水準に回復、2023年は前年比6.2%増の144万1,337キロリットルで、3年連続で過去最高を更新した(農林水産省「食品産業動態調査」)。背景にあるのは、気候温暖化による毎年のような猛暑と、熱中症対策意識の高まりだ。麦茶は、ノンカフェインでミネラルを含むことから熱中症対策飲料としても好適で、メーカー各社も熱中症対策飲料の商材として麦茶飲料に注力している。水分補給の重要性も周知されてきていることから、通年商材として定着してきた麦茶飲料は今後も成長が期待できる。
参照コンテンツ
シリーズ 成長市場を探せ
おすすめ新着記事

消費者調査データ チョコレート 首位「明治チョコレート」、追う「ガーナ」、再購入意向上位にはプレミアムチョコレートも
カカオショックのなか、最需要期を迎えたチョコレート市場。調査結果では明治チョコレートが首位で、「失敗しない」安心感のあるロングセラーがそれに続く。再購入意向首位にはリンツで、プチ贅沢需要もうかがえる。

「食と生活」のマンスリー・ニュースレター 主食・米の値上げを8割が実感 価格と品質の間で揺れる食卓
日本人の主食である米は、値上げが続くなか、食頻度の減少が増加を上回る一方、品質を重視する層もみられ、消費者の中で「こだわり」と「節約」が並存していることがわかる。

成長市場を探せ 8年連続プラスのスナック菓子、インバウンドも貢献
スナック菓子市場の拡大が止まらない。小売り金額は8年連続プラス、2023年は2桁、24年も2桁に迫る成長で、6,000億円も射程圏内だ。
無料の会員登録をするだけで、
最新の戦略ケースや豊富で鮮度あるコンテンツを見ることができます。


![戦略家のための知的羅針盤[エム・ネクスト]product by 松田 久一](/img/mnext-sub-title.png)