ワコールHDの2022年3月期連結決算は、売上高1,729億円(前期比13.6%増)、営業利益50億円(前期は11億円の損失)と黒字復帰した。今期は、高収益経営体質の構築に向けた構造改革への取り組み、変化した生活様式に対応する商品やサービスの開発、「オンラインとオフラインの融合」「顧客データの活用」などを通した独自のCX戦略などを推進した。セグメント別では、ワコール国内事業において店頭は外出自粛の影響を強く受け低調に推移したものの、「ワコールウェブストア」での既存顧客への販売が好調に推移し、セグメント全体では売上高881億円(前年同期比2.3%増)、営業利益23億円(同269.9%増)となった。ワコール海外事業では、下期に外出自粛の影響や生産遅延による販売機会のロスが見られたものの、個人消費の回復を背景にEC・店頭ともに通期で高い売上水準を維持した結果、売上高596億円(同44..3%増)、営業利益24億円(前期は26億円の損失)となった。ピーチ・ジョン事業では、前年の感染症拡大の影響による反動に加え、有名タレントとのコラボアイテム発売などが来店客数増加に寄与し、ECでは大きく伸長した前期の水準には至らなかったものの、売上高125億円(同2.7%増)、営業利益17億円(同3.8%増)となった。今後は引き続きCX戦略を推進するほか、収益力向上に向けた取り組み強化、レジリエントな企業体質への転換を目指し、新中期計画の最終年度である2025年3月期に売上高2,200億円、営業利益160億円を目標とする。
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