ダイハツ工業の2014年3月期の連結決算は、売上高1兆9,132億円(前年比8.4%増)、営業利益1,467億円(同10.3%増)、当期純利益836億円(同2.8%増)、売上2期連続最高、営業利益は4期連続過去最高となった。国内市場は消費増税前の駆け込み需要により、軽自動車市場・普通車市場ともに拡大。海外市場も主力市場であるインドネシア、マレーシアともに堅調であった。国内では燃費性能や安全性能を強化した新型車が好評を博し、販売台数が前年比7.1%増の699千台と過去最高を記録。8年連続のシェアトップとなった。また海外ではインドネシアにおいて、優遇政策"Low Cost Green Car"に対応した小型車「アイラ」の販売が好調に推移し、販売台数が前年比3.7%増の188千台と過去最高となったほか、マレーシアでの販売台数も前年度を上回った。また、受託・OEM事業も過去最高の販売台数を記録した。14年度は国内は消費税増税の駈け込み需要の反動減と軽の競争激化、海外でも東南アジア市場自由化に伴うライバルメーカーとの競合の影響で、減収減益が予想されている。売上高1兆8,300億円(前年比4.4%減)、営業利益1,400億円(同4.6%減)、当期純利益820億円(同2.0%減)を見込んでいる。
企業活動分析/戦略分析シートのご利用には有料の会員登録が必要です。
本コンテンツでは、企業の戦略や活動を当社独自のフレームに沿って時系列で整理しています。
各企業の決算情報やニュースリリースをチェックする手間をかけることなく、戦略や事業環境を素早く把握できます。競合比較や業界分析などに幅広くご活用ください。
現在、企業活動分析/戦略分析シートのサンプルを無料公開しています。無料会員への登録でダウンロードできますので、ぜひお試しください。
企業活動分析レポートのダウンロード
戦略200+・企業活動分析 レポートイメージ

企業活動分析に関する基調論文
参照コンテンツ
- JMRからの提案 明日のクルマはどこに飛ぶのか―次世代モビリティ展望(2022年)
- 戦略ケース 経験財化で市場拡大目指すKINTO―自動車サブスクの新しいカタチ(2022年)
- JMRからの提案 EVが変える市場と競争-「拡・自動車市場」への脱成熟と自動車メーカーの脱皮(2021年)
- 戦略ケース 自動車メーカーの生き残り戦略―移動システム産業で成功するためには(2018年)
- 戦略ケース 「スズキ」×「ダイハツ」 コスト競争を生き残るのは企業連携か内製化か (2007年)
- 戦略ケース ダイハツ工業株式会社 -面の販売で10%シェアを目指す(1987年)
- 戦略ケース ダイハツ工業株式会社 -「ミラ」の開発と導入(1985年)/a>
競合他社の業績と比較分析する
おすすめ新着記事

成長市場を探せ カカオショックのなか、過去最高を更新したチョコレート市場
主原料であるカカオ豆の価格高騰による値上げにも関わらず、チョコレート市場は3年連続で過去最高を更新中だ。ご褒美需要や健康に良いイメージ、インバウンド需要など、需要は底堅い。

「食と生活」のマンスリー・ニュースレター 異なる購買体験を提供するリアル書店とEC書店 衝動買いが満足度を最大20%アップ!
全国の書店数が減っていくなか、ECにおける電子書籍の販売額は伸びている。そこで、リアルな書店における購入とECにおける電子書籍の購入行動に、どのような違いがあるのかについて調査した。

首位は「モンスターエナジー」、再購入意向は「モンエナ」ファミリー勢ぞろい
調査結果をみると、「モンスターエナジー」が再購入意向以外の5項目で首位、再購入意向の上位は「モンスターエナジー」の派生ブランドが上位を占めるなど「モンエナ」ファミリーが国内No.1らしい強さをみせた。



