半歩先を読む日本最大級のマーケティングサイト J-marketing.net

マーケティング用語集
ロジスティクス
ロジスティクスとは

 ロジスティクスはもともとは軍事用語であり、「兵站(戦っている最前線の部隊へ物資を供給したり、必要な連絡線を確保する後方支援の役割を指す)」と訳されますが、その意味するところは、「原材料の調達から製品が顧客の手に渡るまでの過程を"ものの流れ"という視点から総合的にマネジメントすること」です。

 いいかえれば、顧客のニーズを原点に据えて、必要な物を、必要なときに、必要なところへ、必要なだけ、必要な状態で、しかもできるだけ少ない費用で供給しようとする考え方、あるいは取り組み方のことにほかなりません。


ロジスティクスという考え方が必要とされる背景

 物流は、企業が生産に必要な原材料などを調達するときにも発生し、工場や企業の中で生産活動が行われるときにも発生します。また、製造された商品が販売されるときにも発生します。それらの物流は、従来は、バラバラに管理され運営され、調達に係わる物流は調達部門によって、工場内の物流は生産部門によって、販売物流は営業部門あるいは物流部門によって管理され運営されるのが普通の姿でした。しかし、物の流れが量的に膨大になり、内容の面でも多種多様になるにつれて、むだのない迅速な物流を遂行することは、急速に難しい課題となってきました。個々の部門がむだのない迅速な物流を心掛けることは当然であるとしても、さらに、個々の部門を超えて全体を見渡して調整をするという視点が必要とされるようになり、ここにロジスティクスという考え方が登場したわけです。

 構造的な不況の中で、収益確保の鍵を握るといわれ、注目を浴びている領域です。また、近年では、「物流を制するものがインターネット時代を制する」といった論調も強くあり、ますます重要性は高まっています。


ロジスティクスの目指すところ

 ロジスティクスは物の流れを管理するための考え方ですが、実は、その実践は企業経営の全体にとって重要な意味を持ちます。なぜならば、ロジスティクスという意識の下に行われる物流は、企業内の個別の部門を超えた視点に立って行われなければならないものであり、製造も、技術も、営業も情報管理も、あらゆる部門がそれに参画することが要請されます。そのためには、各部門の間で必要な情報が共有され、企業全体の効率化のために、部門別の効率化の追求が調整され統合されなければなりません。めざすところは全体最適なのです。



関連用語


おすすめ新着記事

都心主要ラグジュアリーホテルのリバイバル戦略と行動直結プロモーション
都心主要ラグジュアリーホテルのリバイバル戦略と行動直結プロモーション

シティホテルの9月の客室稼働率は34.5%(前年同月差-44.8%)と、コロナ前と比べると危機的だ。固定費を圧縮し、助成金などの借り入れで延命するしかない。日本のような支援のないニューヨークでは、ホテルの20%が閉業し、2025年までの回復は難しいと言われている。まさに、業界は「産業衰退死」の段階を迎えている。

錦糸町 千葉県民が支える大人の桃源郷は、いま大注目の消費王国
錦糸町 千葉県民が支える大人の桃源郷は、いま大注目の消費王国

錦糸町といえば、都内屈指の歓楽街。場外馬券場や風俗店などディープなイメージのこの街が、いま若者の人気を集めている。理由のひとつが、JR総武線によるアクセスの良さ。千葉県民の東京デビューの"関所"としても知られ、コロナ禍もあいまって千葉の若者で溢れかえっているのだ。再開発も進み、人口増加中の錦糸町は、エリアマーケティングを行う上でも重要なエリアとなっている。

本当?日本人の魚離れ 8割以上が「魚を食べたい」
本当?日本人の魚離れ 8割以上が「魚を食べたい」

水産庁の「水産白書」によると、国民1人当たりの魚介類消費量は2001年をピークに減少している。魚離れともいわれる昨今、魚が実際にどのように食べられているのか調査を行った。全体として魚を食べる頻度はやや減ってはいるものの、今後の魚食意向については8割の人が「食べたい」と答えいることからも、潜在的支持基盤は大きいと考えられる。本調査ではこのほか、年代や食意識、魚食意向といった属性別に調理頻度や食べる理由、食べない理由などを深堀りしていく。



J-marketingをもっと活用するために
無料で読める豊富なコンテンツ プレミアム会員サービス 戦略ケースの教科書Online


マーケティング用語集

採用情報
J-marketingのトリセツ
会員登録のご案内
消費社会白書2021
「戦略200+」比較分析ツールのご案内
マーケティングモニターのご案内
データでわかる辛口性格診断
facebook
page top

当サイトに掲載の記事・写真・図表などの無断転載を禁止します。一部の例外を除き、著作権はJMR生活総合研究所に属します。

Copyright (c) 1997-2021 Japan Consumer Marketing Research Institute. All rights reserved.