ダイレクトマーケティングが注目されています。分かりやすく言えば「無店舗販売」のことですが、多くの企業が挑戦し、挫折を味わっているようです。このダイレクトマーケティングは、ふたつの概念から成立しています。
- ダイレクトディストリビューション -つまり事業主が直接顧客から受注を受け、配送することです。
- ダイレクトコミュニケーション -Aのことを可能にするために事業主が顧客と直接的に情報交換を行うこと。そのメディアとしては訪問販売員、カタログ、電話などになります。
ダイレクトコミュニケーションは、ダイレクトディストリビューションと独立して、無店舗販売をしない企業も顧客とのコミュニケーションを円滑にするために採用されている手段です。
無店舗販売を実施している企業ならダイレクトコミュニケーションは当然必要な技術ですが、一般のメーカーや流通企業にとっては、直接顧客と対話し続けるためにはかなりの決心が必要です。お客様窓口のように、顧客から一方的にかかってくる電話に対応するのではなく、双方の情報交換を促進する仕掛けを準備し、積極的に対話を求めていくのですから、慎重な計画が必要です。
- 運営するための装置が必要なこと
- 固有名詞的な対話を促進する人と技術が必要なこと
- 顧客情報のストックをどのように活用するのかを決めておくこと
などが必要です。
参照コンテンツ
おすすめ新着記事

暮らしに寄り添う再開発計画 池袋はコロナ禍でも安心な「都市のリビング」
豊島区は「公園が街を変える!」というスローガンのもと、池袋周辺の四つの公園の整備を行ってきました。それが、まるでコロナ禍を予期していたかのように屋外を活かしたものになっているのです。今回は、そんな公園を中心とした再開発にスポットを当てた安心安全な街づくりに注目します。

「消滅可能性都市」から緑豊かな「国際アート・カルチャー都市」へ!池袋は今、魅力爆上がりタウンに大変身中!(前編)
何かとカオスでダークなイメージがつきまとう街、池袋。しかし2014年、豊島区が「消滅可能性都市」に選ばれたことをきっかけに、官民挙げての再開発プロジェクトが発足。今回は新たに「まち全体が舞台の誰もが主役になれる劇場都市」へと生まれ変わった池袋を訪ねました。

強い「チョコレート効果」、リピート意向高い機能訴求商品
2020年はコロナ禍の巣ごもり消費でチョコレートの需要が伸びた。今回の調査では、前回同様に「チョコレート効果」(明治)が複数項目で首位を獲得、強さを見せつけた。チョコレートの一大需要期であるバレンタイン商戦も、今年はステイホームやECへのシフトなどで大きく様変わりする可能性が高い。生活環境が大きく変化する中での競争の行方が注目される。



