
現代人の価値意識と消費行動は変化しています。そういった変化が、企業活動にどのような影響を及ぼしていくのかを考えたいと思います。
まずは価値観です。当社は価値意識の調査を続けています。今年の調査データに基づく因子分析の結果からは、価値観として一番割合が大きかったのは規律互助で、その寄与率は52%でした。規律互助の中身は、物の豊かさよりも心の豊かさ、他人同士でも助け合える人間関係、自己管理ができるといったものです。基本的には、自分に厳しく他人に優しいということができます。この規律互助の意識は、1936-1955年生まれのベビーブーマーの人たちでもっとも高いのですが、それ以降では若い世代にいくほど高まっていきます。
特に、ジェネレーションZJ(1996-2003年生まれ)は、この意識が高いといえます。我々はこの人たちを、ストイック世代と名付けました。思春期が、どのような時代だったのかというのは意識の形成に大きなインパクトを与えます。この世代は、思春期の時期が2010年代になります。日本で「失われた20年」という時代が終わり、安倍政権となってアベノミクスが始まりました。経済や社会が若干前向きになっていく雰囲気の中で、10代を過ごしています。
「消費社会白書2026」のご案内

長く停滞していた日本の消費が、いま再び経済成長の牽引役として動き始めている。ようやく日本の消費は、「もはやバブル後ではない」と言える新たな局面に入った。
第12回 ネクスト戦略ワークショップ 講演録
- Session1. 情報的マーケティングへの革新
- Session2. ストイックな規律互助の価値観と消費見通し どうなる?これからの価値観と消費
- Session3. 食生活の理想と現実の乖離
- Session4. ロングセラーブランドの長寿化
- Session5. 選択の多重化と購入意欲の経路分析
参照コンテンツ
- 企画に使えるデータ・事実 家計収入
- 企画に使えるデータ・事実 消費支出
- 消費からみた景気指標
- マーケティング用語集 家計調査
- マーケティング用語集 消費性向と貯蓄性向
- マーケティング用語集 消費者物価指数(CPI)
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