
2024年のチョコレート小売金額は前年比104.5%となる6,312億円で過去最高を更新した(全日本菓子協会)。
今回は、当社が任意に選んだチョコレート24ブランドについて、「知っている(認知)」、「3ヶ月以内に店頭などで見た(店頭接触)」、「3ヶ月以内に広告やSNSなどでの口コミを見た(広告接触)」、「買って食べたことがある(購入経験)」、「最近3ヶ月以内に買って食べた(3ヶ月内購入)」、さらに「今後(も)食べたい(購入意向)」と「購入経験者における今後の購入意向(再購入意向)」という7項目について、インターネットモニターに対して行った調査結果をランキング形式でお届けする。
調査結果を見ると、前回(2025年2月版)と同じく、「明治ミルクチョコレート/ブラックチョコレート(以下明治チョコレート)(明治)」が再購入意向を除く6項目で首位を獲得した。「明治チョコレート」は、認知で9割以上、購入経験では半数強、唯一首位を譲った再購入意向でも6割強の3位と、強いブランド力をみせた。
「明治チョコレート」を追うのは、ロッテの「ガーナ」で、広告接触と再購入意向以外の5項目で2位。認知では9割弱、購入経験でも半数弱を獲得した。3位以下には、「チョコレート効果(明治)」、「クランキー(ロッテ)」、「メルティーキッス(明治)」、「ダース(森永製菓)」など、メーカー各社の主力商品がしのぎを削る激戦場となっている。
再購入意向をみると、首位は前回(2025年2月版)に引き続き、「リンツ リンドールチョコレート(三菱食品)」が首位となった。2位は森永製菓の「カレ・ド・ショコラ」で、1位と2位は高付加価値型のブランドが占めた。1位から4位までは再購入意向率が6割を超え、固定ファンの存在がうかがえる。
近年のチョコレート市場をみるうえで、避けて通れないのが2023年以降のカカオショックだ。カカオ相場はわずか1年で1.5倍、一時は5倍程度まで高騰した。その他の原材料も価格上昇したことなどにより、小売価格も数年前と比較して2~3倍となったものもある。小売り金額は成長を続けているものの、数量ベースでは3年連続で前年割れという状況だ。消費者の節約志向も強まるなか、メーカー各社は価格志向とプチ贅沢志向の両方に対応するラインナップを展開、「失敗したくない」という消費者心理に寄り添うロングセラーブランドへの注力、さらにはカカオ豆代替品の開発などさまざまな施策を採用し、持続的な成長を図っている。最需要期であるバレンタインを控え、市場の動向が注目される。
- 注目ランキング
-
- 3ヶ月内購入
- 明治チョコレート(明治) 19.3%
- ガーナ(ロッテ) 14.9%
- チョコレート効果(明治) 13.9%
- 再購入意向
- リンツ リンドールチョコレート(三菱食品) 66.1%
- カレ・ド・ショコラ(森永製菓) 63.8%
- 明治チョコレート(明治) 63.5%
- チョコレート効果(明治) 61.6%
- 3ヶ月内購入
詳細データのダウンロード
クロス集計表 サンプルイメージ
調査概要
提示24ブランド
- 明治ミルクチョコレート/ブラックチョコレート(明治)
- 明治ザ・カカオ(明治)
- チョコレート効果(明治)
- メルティーキッス(明治)
- ガルボ(明治)
- ガーナ(ロッテ)
- クランキー(ロッテ)
- 紗々(ロッテ)
- ZERO(ロッテ)
- バッカス/ラミー(ロッテ)
- カカオの恵み(ロッテ)
- ダース(森永製菓)
- カレ・ド・ショコラ(森永製菓)
- 神戸ローストショコラ(江崎グリコ)
- GABA(江崎グリコ)
- LIBERA(リベラ)(江崎グリコ)
- ルックチョコレート(不二家)
- ミロ チョコレート(ネスレ日本)
- チロルチョコ(チロル)
- アルファベットチョコレート(名糖産業)
- リンツ リンドールチョコレート(三菱食品)
- セブンプレミアムのチョコレート
- トップバリュのチョコレート
- \みなさまのお墨付きのチョコレート(西友)
調査設計
調査手法:インターネットリサーチ調査期間:2026年1月20日~1月21日
調査対象者:インターネットモニター 20歳~69歳 全国の男女個人
有効回収サンプル数:1,164サンプル
サンプル構成(%)


参照コンテンツ
- 成長市場を探せ カカオショックのなか、過去最高を更新したチョコレート市場(2025年)
- 「食と生活」のマンスリー・ニュースレター 第170号チョコレートの今後購入意向は80%以上! 意外にも男性20~30代と管理職が市場を牽引
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