半歩先を読む日本最大級のマーケティングサイト J-marketing.net

消費者調査データ No.265
コーヒーチェーン(2018年3月版)
スターバックス独走に陰りか?ドトールとサードウェーブの追撃



 2016年の国内一人当たりコーヒー消費量は、全体では微減となりましたが、レギュラーコーヒーは7.2%増となりました。飲用場所では「喫茶店・コーヒーショップ」「レストラン・ファストフード」などが増えており、家庭外で本格的なコーヒーを飲むシーンが増加しているといえます(出所:全日本コーヒー協会)。

 今回は、当社が任意に選んだ27のコーヒーチェーンについて、「知っている(認知率)」「自宅や会社・学校の近くにある(近隣立地)」「利用したことがある(利用経験)」「今後(も)利用したい(利用意向)」などの項目についてインターネットモニターに対して行った調査結果をランキング形式でお届けします。

 今回の調査では、6項目中再利用意向を除く5項目で「スターバックスコーヒー(以下スターバックス)」が首位を獲得、また「ドトールコーヒー(以下ドトール)」が全項目で2位となった。「スターバックス」は、利用経験で2位の「ドトール」に9.5ポイント、3ヶ月内利用で3.9ポイント、今後の利用意向で5.7ポイントの差をつけており、単一チェーンとしては国内最大の店舗数(「スターバックス」:国内1,328店(2017年12月末現在)、「ドトール」同1,121店(2018年1月末現在))を支えるユーザー層のボリュームを印象付ける結果である。

 しかし、前回(2015年12月版)と比較すると、3ヶ月内利用や今後の利用意向での「ドトール」との差は縮小傾向で、ユーザーの満足度の指標である再利用意向にいたっては、わずか1ポイントながら「ドトール」が「スターバックス」を上回る結果となった。

 この再利用意向で首位を獲得したのは、2015年にサードウェーブコーヒーの旗手として日本上陸を果たした「ブルーボトルコーヒー」である。国内の展開店舗が7店(3月23日に8店目を京都に出店予定)とまだ少ないことから、利用者ベースは33名に留まるが、その再利用意向は63.6%と、「スターバックス」「ドトール」を僅差で上回った。

 また、再利用意向で4位から6位は、「椿屋珈琲店」「コメダ珈琲店」「星乃珈琲店」といったフルサービス型のチェーンがランクインしている。

 シアトル系コーヒーチェーンの嚆矢として「スターバックス」が日本上陸を果たしてから20年余り、快進撃を続けてきたが、ここへきて、フルサービス型の喫茶店やサードウェーブコーヒー店の追撃を受け、独走態勢には陰りも感じられる。「スターバックス」は、一部店舗で扱っているハイクラスコーヒー豆、「スターバックス・リザーブ」の専門店をシアトル本社内にオープン、「ドトール」もあらたにハイクラスのコーヒー豆を使用する「ドトール珈琲農園」を都内にオープンした。新たな展開をみせはじめたコーヒーチェーンの動きが注目される。

当社人気コンテンツ「戦略ケース 勝者なきセルフ式コーヒーチェーン店の競争」の続編、「戦略ケース コーヒーチェーン競争の行方 進む異業種とのボーダレス化」を公開いたしました!2018年現在、異業種との競争へとシフトするコーヒーチェーン業界の競争の行方を占います。

本コンテンツのグラフ、詳細データは有料会員サービスでのご提供となります。
【グラフ・詳細データのご利用はこちら】(有料会員向け)

※会員のご登録はこちらをご覧ください。






【提示27チェーン】
  • ブルーボトルコーヒー
  • ゴリラコーヒー
  • カフェ ネスカフェ
  • ドトールコーヒー
  • スターバックスコーヒー
  • タリーズコーヒー
  • セガフレード・ザネッティ
  • エクセルシオール・カフェ
  • サンマルクカフェ
  • プロント
  • ベックスコーヒーショップ
  • シアトルズベストコーヒー
  • カフェ・ド・クリエ
  • カフェ・ベローチェ
  • カフェミラノ
  • カフェ・コロラド
  • ブレンズコーヒー
  • コナズコーヒー
  • ニューヨーカーズカフェ
  • ホリーズカフェ
  • 珈琲館
  • UCC上島珈琲店
  • 喫茶室ルノアール
  • コメダ珈琲店
  • ミヤマ珈琲
  • 星乃珈琲店
  • 椿屋珈琲店


【調査設計】
調査手法:インターネットリサーチ
調査期間:2018年2月21日~26日
調査対象者:当社インターネットモニター 20歳~69歳
        全国の男女個人
有効回収サンプル数:1,026サンプル
サンプル構成(%)



参照コンテンツ


おすすめ新着記事



J-marketingをもっと活用するために
無料で読める豊富なコンテンツ プレミアム会員サービス 戦略ケースの教科書Online


新着記事

2026.05.21

26年3月の「現金給与総額」は51ヶ月連続プラス、「所定外労働時間」はマイナス続く

2026.05.20

26年3月は「有効求人倍率」、「完全失業率」とも悪化

2026.05.19

26年3月の「消費支出」は2ヶ月ぶりのマイナスに

2026.05.19

26年3月は「家計収入」、「可処分所得」ともプラスに

2026.05.18

企業活動分析 花王の25年12月期は、シェア拡大などで増収増益に

2026.05.15

消費者調査データ 「キリン 氷結」、「ほろよい」デッドヒート、サントリーは「-196℃」「角ハイ」も上位に

2026.05.14

26年4月の「乗用車販売台数」は10ヶ月ぶりのプラス

2026.05.13

26年3月の「新設住宅着工戸数」は5ヶ月連続のマイナスに

2026.05.11

企業活動分析 サイゼリヤの25年8月期は、国内好調、アジア新店拡大などで増収増益に

2026.05.08

26年3月の「全国百貨店売上高」は3ヶ月連続のプラスに

2026.05.08

26年3月の「ファーストフード売上高」は61ヶ月連続のプラスに

2026.05.08

26年3月の「ファミリーレストラン売上高」は49ヶ月連続プラス

2026.05.07

企業活動分析 くら寿司の25年10月期は、フェアやコラボで過去最高売上も、微減益に

週間アクセスランキング

1位 2025.05.07

なぜ井上尚弥選手はダウンしたのか

2位 2013.03.22

MNEXT ビックカメラによるコジマの買収はメーカーを巻き込んだ衰退業界再編の始まり

3位 2025.06.20

消費者調査データ ミネラルウォーター(2025年6月版) 強さ鮮明「サントリー 天然水」、「い・ろ・は・す」に水をあける

4位 2024.06.21

消費者調査データ ビール系飲料(2024年6月版) 首位「スーパードライ」、キリンの新ビール「晴れ風」にも注目

5位 2022.01.28

MNEXT 眼のつけどころ ePOPで成熟ブランドのリブランディング― 2022年春の提案

ENGLISH ARTICLES

2023.04.17

More than 40% of convenience store customers purchase desserts. Stores trying to entice shoppers to buy desserts while they're shopping.

2023.02.22

40% of men in their 20s are interested in skincare! Men's beauty expanding with awareness approaching that of women

2022.11.14

Frozen Foods' Benefits Are Expanding, and Child-raising Women Are Driving Demand

2022.09.12

The Penetration of Premium Beer, and a Polarization of the Growing Beer Market

2022.06.20

6.9 Trillion Yen Market Created By Women― Will Afternoon Tea save the luxury hotels in the Tokyo Metropolitan Area