
ご利用には有料の会員登録が必要です。
ご登録済みの方は、こちらから全文をご利用ください。
会員のご登録はこちらをご覧ください。
2017年のヨーグルトの生産量は前年比-1.7%の微減、2018年度は横ばいから微減の見通し(全国発酵乳乳酸菌飲料協会)となっており、ここ数年続いた拡大基調に一服の様子がみられる。
今回は、当社が任意に選んだ35のヨーグルトのブランドについて、「知っている(認知率)」「3ヶ月以内に広告を見た(広告接触)」「3ヶ月以内に店頭でみた(店頭接触)」「買って食べたことがある(購入経験)」「3ヶ月以内に買って食べた(3ヶ月以内購入)」「今後(も)買って食べたい(購入意向)」「購入経験者ベースの今後の購入意向(再購入意向)」などの項目についてインターネットモニターに対して行った調査結果をランキング形式でお届けする。
今回の調査でも、前回(2018年4月版)同様、「ビヒダスヨーグルト(森永乳業)」、「明治ブルガリアヨーグルトLB81(明治)」、「明治プロビオヨーグルトR-1(明治)」などが上位を占めた。「ビヒダスヨーグルト」は、認知、店頭接触、購入経験、購入意向で1位、「明治プロビオヨーグルトR-1」は、広告接触、再購入意向で、「明治ブルガリアヨーグルトLB81」は3ヶ月以内購入で1位を獲得した。いずれもプレーンタイプで「ビヒダスヨーグルト」は1978年発売、「明治ブルガリアヨーグルトLB81」は1973年、「明治プロビオヨーグルトR-1」は2009年発売のロングセラーブランドである。
一方、再購入意向の上位には、母数は少ないながらも新顔がみえる。3位の「明治THE GREEK YOGURT(明治)」は2018年発売で脂肪ゼロや砂糖ゼロが特徴。4位の「ロイテリヨーグルト(オハヨー乳業)」は2017年発売で、口腔内の菌バランスを良好に保つロイテリ菌を使用している。
ヨーグルト市場は、乳酸菌の健康効果が周知されたことから、2015年から2016年にかけて大幅に伸びたが、周知が一巡したことなどから伸び悩んでいる。メーカー各社は、機能性、嗜好性の両面から多彩な新製品を投入しており、再びの成長軌道入りが期待される。
- 明治ブルガリアヨーグルトLB81(明治)
- 明治ブルガリアヨーグルト脂肪0(明治)
- 明治プロビオヨーグルトLG21(明治)
- 明治プロビオヨーグルトR-1(明治)
- 明治プロビオヨーグルトPA-3(明治)
- 明治THEGREEKYOGURT(明治)
- ビヒダスヨーグルト(森永乳業)
- 森永ラクトフェリンヨーグルト(森永乳業)
- 森永アロエヨーグルト(森永乳業)
- 濃密ギリシャヨーグルトパルテノ(森永乳業)
- ナチュレ恵megumi(雪印メグミルク)
- 恵megumiガセリ菌SP株ヨーグルト(雪印メグミルク)
- 恵megumiビフィズス菌SP株カプセルヨーグルト(雪印メグミルク
- 牧場の朝ヨーグルト(雪印メグミルク)
- 小岩井生乳100%ヨーグルト(小岩井乳業)
- 小岩井iMUSE(イミューズ)生乳ヨーグルト(小岩井乳業)
- 小岩井まきばヨーグルト(小岩井乳業)
- ダノンBIO(ダノンジャパン)
- ダノンヨーグルト(ダノンジャパン)
- ダノンオイコス(ダノンジャパン)
- ロイテリヨーグルト(オハヨー乳業)
- 1日分の鉄分ヨーグルト(オハヨー乳業)
- ヨーグルトおなかへGG!(タカナシ乳業)
- チチヤスプレーンヨーグルト(チチヤス)
- ビフィックス(グリコ)
- 朝食りんごヨーグルト(グリコ)
- ソフール(ヤクルト本社)
- フジッコカスピ海ヨーグルト(フジッコ)
- バニラヨーグルト(日本ルナ)
- 増加型ビフィズス菌LKM512ヨーグルト(メイトー)
- おなかにおいしいヨーグルト(メイトー)
- トップバリュのヨーグルト(イオン)
- 生協プレーンヨーグルトビフィズス(ユーコープ)
- セブンプレミアムのヨーグルト(セブン&アイ)
- みなさまのお墨付きプレーンヨーグルト(西友)
調査期間:2019年2月13日(水)~19日(火)
調査対象者:当社インターネットモニター 20歳~69歳
全国の男女個人
有効回収サンプル数:1,041サンプル
サンプル構成(%)


参照コンテンツ
- 企画に使えるデータ・事実 成長市場を探せ ヨーグルト(2016年版)
- 「食と生活」のマンスリー・ニュースレター 健康志向により拡がるヨーグルト習慣
- MNEXT 眼のつけどころ ブランドのロングセラー化の鍵は「うまいマンネリ」づくり―市場溶解期のブランド再構築(2017年)
- MNEXT 眼のつけどころ BABYMETALのロングセラー化戦略を考える―めっちゃ私見と戦略思考鍛錬として(2017年)
おすすめ新着記事

消費者調査データ トップは「ドライゼロ」、2位を争う「オールフリー」「のんある気分」
アップトレンドが続くノンアルコール飲料。調査結果は「アサヒ ドライゼロ」が首位を獲得、上位にはビールテイストが目立つなかで、「のんある気分」が健闘している。再購入意向では10位内にワインテイストやカクテルテイストの商品も食い込み、ジャンルとしての広がりを感じさせる。

消費者調査データ RTD(2025年3月版) 「氷結」、「ほろよい」の競り合い続く アサヒの新顔は高いリピート意向
調査で結果は「氷結」が半歩抜け出し、それを「ほろよい」が追う形となった。上位にはロングセラーが目立つが、再購入意向では「アサヒ GINON」が3位に食い込んだ。大ヒットしたレモンサワーに加え、お茶やウメなどのフレーバーの台頭、ベース酒の多様化など新たな競争が生まれている。

「食と生活」のマンスリー・ニュースレター 清貧・ゆとり世代が消費を牽引!賞与の使い道は?
近年賃金上昇の流れが広がるなかで、今年の消費を占う意味でも冬季賞与への関心が高まっていた。そこで、冬季賞与がどのように使われているか、「103万円の壁」の問題がどの程度関心を持たれているかを調査した。



