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2017年度のヨーグルト市場は、前年度の急成長の反動で、前年度比-1%程度の微減になるとみられているが、2015年度比ではプラス成長となっており、底堅い動きが続いている。
今回は、当社が任意に選んだ38のヨーグルトについて、「知っている(認知率)」「3ヶ月以内に広告を見た(広告接触)」「3ヶ月以内に店頭でみた(店頭接触)」「買って食べたことがある(購入経験)」「3ヶ月以内に買って食べた(3ヶ月以内購入)」「今後(も)買って食べたい(利用意向)」「購入経験者ベースの今後の購入意向(再購入意向)」などの項目についてインターネットモニターに対して行った調査結果をランキング形式でお届けする。
今回の調査では、明治の「明治ブルガリアヨーグルトLB81」「明治プロビオヨーグルトR-1」、森永乳業の「ビヒダスヨーグルト」などが複数の項目で上位を占めた。「ビヒダスヨーグルト」は認知、店頭接触、購入経験で首位、3ヶ月内購入、今後の意向で2位。「明治ブルガリアヨーグルトLB81」は、、3ヶ月内購入、今後の意向で首位、「明治プロビオヨーグルトR-1」は、広告接触と再購入意向で首位を獲得した。いずれも整腸作用や免疫機能の活性化などの機能性をうたったプレーンタイプやハードタイプのヨーグルトである。
上記3点以外にも、免疫系に働きかけ、インフルエンザなどのリスクを低減するプラズマ乳酸菌使用の「小岩井iMUSE生乳ヨーグルト(小岩井乳業)」や、ピロリ菌の活動を抑制するLG21乳酸菌を利用した「明治プロビオヨーグルトLG21(明治)」など機能性を前面に出したヨーグルトが、再購入意向で上位にランクインしている。機能性への期待が高いことがうかがえる。
2015年から翌年にかけては「インフルエンザ予防に」「花粉症に」など乳酸菌の効能が大きくマスコミで報じられ、ヨーグルトの市場が拡大した。報道の鎮静化とともに市場の拡大も鈍化したが、2018年は各社ともに新しい切り口の新製品が発売を予定している。健康志向を追い風にふたたびの成長軌道に乗ることができるか、市場のゆくえが注目される。
- 明治ブルガリアヨーグルトLB81(明治)
- 明治ブルガリアヨーグルト脂肪0(明治)
- 明治プロビオヨーグルトLG21(明治)
- 明治プロビオヨーグルトR-1(明治)
- 明治プロビオヨーグルトPA-3(明治)
- 明治北海道十勝ヨーグルト(明治)
- ビヒダスヨーグルト(森永乳業)
- 森永ラクトフェリンヨーグルト(森永乳業)
- 森永アロエヨーグルト(森永乳業)
- 濃密ギリシャヨーグルトパルテノ(森永乳業)
- ナチュレ恵megumi(雪印メグミルク)
- 恵megumiガセリ菌SP株ヨーグルト(雪印メグミルク)
- 恵megumiビフィズス菌SP株カプセルヨーグルト(雪印メグミルク)
- 牧場の朝ヨーグルト(雪印メグミルク)
- 小岩井生乳100%ヨーグルト(小岩井乳業)
- 小岩井iMUSE(イミューズ)生乳ヨーグルト(小岩井乳業)
- 小岩井まきばヨーグルト(小岩井乳業)
- ダノンBIO(ダノンジャパン)
- ダノンヨーグルト(ダノンジャパン)
- ダノンオイコス(ダノンジャパン)
- ロイテリヨーグルト(オハヨー乳業)
- 1日分の鉄分ヨーグルト(オハヨー乳業)
- ヨーグルトおなかへGG!(タカナシ乳業)
- チチヤスプレーンヨーグルト(チチヤス)
- ビフィックス(グリコ)
- 朝食りんごヨーグルト(グリコ)
- ジョア(食べるタイプ)(ヤクルト本社)
- ソフール(ヤクルト本社)
- フジッコカスピ海ヨーグルト(フジッコ)
- スゴイダイズヨーグルトタイプ(大塚チルド食品)
- ソイビオ豆乳ヨーグルト(ポッカサッポロ)
- ソヤファーム豆乳で作ったヨーグルト(ポッカサッポロ)
- 増加型ビフィズス菌LKM512ヨーグルト(メイトー)
- おなかにおいしいヨーグルト(メイトー)
- トップバリュのヨーグルト(イオン)
- 生協プレーンヨーグルトビフィズス(ユーコープ)
- セブンプレミアムのヨーグルト(セブン&アイ)
- みなさまのお墨付きプレーンヨーグルト(西友)
調査期間:2018年3月9日~13日
調査対象者:当社インターネットモニター 20歳~69歳
全国の男女個人
有効回収サンプル数:1,010サンプル
サンプル構成(%)
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参照コンテンツ
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