![](https://www.jmrlsi.co.jp/top/img/ogp/seicho068.jpg)
国産ジンの生産量が、5年で約3.9倍と爆発的に拡大している。
![](./images/seicho068.png)
2023年の国内ジン移出数量(出荷量)は、前年比113.4%の4,987キロリットルで、4年連続の2桁増となった。ジンの市場はもともと輸入の大手ブランドが主流だったが、国産ウイスキーやクラフト系飲料のブームを背景にクラフトジンへの注目が集まり、2017年にはそれまで横這いで推移していたジンの出荷量が前年比115.8%に、さらに2020年にはサントリーが「翆」を発売、ハイボールの提案でウイスキー市場を活性化させたように、「ジンソーダ」を提案して人気を博し、市場は一気に1.5倍に拡大。その後も勢いは続き、2022年には初めて4,000キロリットルを超えた。ジンはウイスキーのように長期熟成が不要で、参入障壁も低く、「ボタニカル」と呼ばれる植物由来の原料で個性を出しやすい。2023年にはキリングループがクラフトジンを発売、今年4月には養命酒酒造も参入した。低迷するアルコール市場で伸びるジン市場の行方が期待される。
参照コンテンツ
シリーズ 成長市場を探せ
- ビスケット市場、4年連続プラスで初の4,000億超えに(2024年)(2024年)
- 3年連続で過去最高更新、拡大する麦茶飲料(2024年))
- コロナ禍乗り越え再び拡大するチョコレート市場(2024年)
おすすめ新着記事
![消費者調査データ 炭酸飲料(2024年7月版) 首位「コカ・コーラ」、迫る「三ツ矢サイダー」、高い再購入意向の無糖炭酸水](https://www.jmrlsi.co.jp/inc/mranking411ecs.jpg)
消費者調査データ 炭酸飲料(2024年7月版) 首位「コカ・コーラ」、迫る「三ツ矢サイダー」、高い再購入意向の無糖炭酸水
2023年は3年連続プラスとなった炭酸飲料。調査結果を見ると、今回も「コカ・コーラ」が複数項目で首位を獲得したが、2位の「三ツ矢サイダー」の猛追が光る。再購入意向は、無糖炭酸が上位に食い込んだ。
![消費者調査データ スポーツドリンク・熱中症対策飲料(2024年7月版) 首位「ポカリスエット」、追い上げる「アクエリアス」](https://www.jmrlsi.co.jp/inc/mranking410ecs.jpg)
消費者調査データ スポーツドリンク・熱中症対策飲料(2024年7月版) 首位「ポカリスエット」、追い上げる「アクエリアス」
人流の回復や猛暑などを背景に伸びる熱中症対策飲料・スポーツドリンクの調査結果をみると、ロングセラー「ポカリスエット」が再購入意向を除く5項目で首位を獲得した。5ポイント程度の差で追うのは「アクエリアス」。さらに10ポイント前後のビハインドで「GREEN DA・KA・RA」が続く。
![成長市場を探せ 初の6,000億円超え、猛暑に伸びるアイスクリーム](https://www.jmrlsi.co.jp/inc/seicho070s.jpg)
成長市場を探せ 初の6,000億円超え、猛暑に伸びるアイスクリーム
2023年度、空前の暑さを追い風に、アイスクリーム市場は初の6,000億円超えを達成、4年連続で過去最高を更新した。2023年の夏日日数は140日、実に1年の4割近くの日が「アイスクリームを食べたくなる」気温である25度を超えたことになる。
無料の会員登録をするだけで、
最新の戦略ケースや豊富で鮮度あるコンテンツを見ることができます。