ロイヤルHDの現在の戦略は...
グループシナジーを再構築する多角化戦略
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ロイヤルホールディングスの2022年12月期の連結決算は、売上高1,040億円(前期比23.9%増)、営業利益22億円(前期営業損失74億円)、経常利益22億円(前期営業損失45億円)と、赤字決算からは脱却した。引き続き、新型コロナウイルス感染症の感染拡大による影響を受けたものの、まん延防止等重点措置の全面解除を受けて行動制限が緩和されたことに伴い、各事業セグメントにおいて需要が回復した。セグメント別では、外食事業は、営業時間短縮などの制約がなくなり、主力の「ロイヤルホスト」において売上高がコロナ禍前の水準まで上昇するなど、増収となった。またコントラクト事業やホテル事業においても、全国旅行支援やインバウンド需要の緩やかな回復が下支えし、大幅な増収となった。2022年度からは新たな中期経営計画がスタート、「時間や場所にとらわれない"食"&"ホスピタリティ"の提供」をビジョンに、既存事業の収益性向上と戦略的事業の創造を行っている。2022年度は高付加価値な商品提供や業態転換等の施策が奏功し、「既存事業の収益性向上」は着実に進捗している。あわせて、各事業セグメントにおいて次世代に向けた新たな業態開発を行うなど、「戦略的事業の創造」を通じた売上創造に取り組んだ。 2023年度は「既存ブランドへの積極投資」と「事業創造領域の育成」を掲げ、売上高1,310億円、営業利益44億円、経常利益30億円を目標とする。
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