インフルエンサーとは、人々の消費行動に影響を与える人物のことを指します。特定分野に詳しい専門家やインターネット上で強い影響力を持つ個人などが、インフルエンサーにあたります。具体的な例としては、好感度の高い芸能人やファッションモデル、スポーツ選手、知識人、専門家、著名なブロガーなどがあげられます。消費者は、インフルエンサーが発信したメッセージによって、購入を決めることがあります。雑誌やテレビなどのメディアで特定のインフルエンサーが紹介したことをきっかけに、爆発的に売上げを伸ばすヒット商品も少なくありません。
最近では、インフルエンサーが発信する口コミなどの情報を企業の広告に組み込む手法が登場しています。ターゲットとなる消費者に影響を与えるさまざまなメディアを組み合わせ、メッセージを効率よく伝えることで、商品の評判を良くしたり、購入の機会を増やしたりといった効果につなげます。
現在は、数えきれないほどの商品が市場に出回り、それに伴って広告のメッセージも氾濫しています。消費者は企業側からの広告メッセージよりも、同じ消費者としての立場から発信された体験談や評価などの口コミを重視して、商品の価値を見極める傾向が強くなっています。インターネットの普及に伴い、多くの消費者が、口コミの情報検索を簡単に行うことができるようになりました。こうした背景を踏まえ、従来の広告に加えて、口コミを活用したマーケティング手法が盛んになっています。この口コミを活用したマーケティングに欠かせない存在がインフルエンサーで、口コミの発信源となったり、口コミを選別したりといった役割を果たします。
しかしこのようなマーケティング手法は、一歩間違うと逆効果となることもしばしばです。消費者と対等な立場を装ったブロガーに報酬を与え、商品やサービスの評判を高める情報を書かせるいわゆる「やらせ」ブログなどが失敗例としてあげられます。企業が特定のインフルエンサーに報酬を与えて情報を流してもらう場合は、企業がスポンサーについていることを明確化させておくべきでしょう。
参照コンテンツ
- MNEXT 眼のつけどころ 「真実性以後」のネット社会の顧客説得とは?―ユニリーバのネットとの戦い
- マーケティング用語集 口コミ
- マーケティング用語集 バイラルマーケティング
- マーケティング用語集 バイラルメディア
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