景気動向指数は景気が上向きか下向きかを総合的に示す指標です。生産、雇用など様々な経済活動での重要かつ景気に敏感な指標の動きを統合することによって、景気局面の判断、予測と景気転換点(景気の山・谷)の判定に用い、景気の現状把握及び将来予測に資するために作成された総合的な景気指標といえます。
景気動向指数(DI:ディフュージョン・インデックス)には先行、一致、遅行の3指数がありますが、一致指数は景気が上向きか下向きかを総合的に示す統計で、政府が景気の転換点を認定する際の判断材料となります。
DIには、景気に対し先行して動く先行指数、ほぼ一致して動く一致指数、遅れて動く遅行指数の3本の指数があり、 先行指数は一般的に、一致指数に数ヵ月先行することから景気の動きを予知し、遅行指数は一致指数に半年から1年遅行することから景気の転換点や局面の確認に利用します。50%が景気転換点の目安で、一致指数が3カ月以上連続して50%を上回っているときは景気拡大局面、下回っているときは後退局面とみることができます。
参照コンテンツ
- 企画に使えるデータ・事実 景気ウォッチャー調査・地域別DI現状判断
- 企画に使えるデータ・事実 景気ウォッチャー調査・地域別DI先行き判断
- マーケティング用語集 家計調査
- マーケティング用語集 消費性向と貯蓄性向
- マーケティング用語集 消費者物価指数(CPI)
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