半歩先を読む日本最大級のマーケティングサイト J-marketing.net



マーケティング用語集
ハイリスク社会




 戦後日本の「中流社会」は、終身雇用、年功序列賃金体系、持続的な経済成長という条件のもと、 ある程度将来の収入が予想できて、ライフステージ変化とともに長期的な人生設計が可能な、いわばローリスク社会であったということができます。
 しかし、この前提条件がくずれています。 企業の雇用政策が変化し、失業者の増大、能力主義による企業内の個人格差の拡大が生まれています。 また、企業の業績格差による企業間賃金格差も拡大しています。 この結果、収入格差が拡大し、国の年金制度もあてにならず、将来の収入の保証もなくなりました。
 そうした観点から今まさに、ローリスク社会からハイリスク社会への転換が起こっているといえます。
 ローリスク社会の「中流生活様式」に対して、ハイリスク社会に対応する新しい生活様式が模索されていると考えられます。 萌芽を捉えるとすると、そのひとつが都心回帰の動きです。 郊外に持ち家を持ち、住宅ローンを抱え、通勤に時間をかけることはむしろリスクを多く抱えこむことになります。 都心に暮らし職住商接近の生活をし、都心のインフラを利用し、情報コストを下げて、ハイリスク社会を勝ち残る、というものです。 地価の下落、メガマンションブームによって、都心居住の条件が生まれています。
 メガマンション1棟で年間約15億円の需要が生まれると言われています。 流通各社では都市型のフォーマットに力を入れ都心での競争が激化しています。 無線LAN革命が都心で50メートル商圏を形成しようとしてます。 ハイリスク社会に突入しつつある現在、新たな機会と脅威が生まれているといえます。



参照コンテンツ


おすすめ新着記事

高まる災害リスク、日常食で災害への備え
高まる災害リスク、日常食で災害への備え

地震や豪雨など、相次ぐ自然災害で、自治体や家庭での非常食の備蓄需要は年々増加している。メーカーも保存技術の向上や品揃えの強化などの対応を進めている。災害へのリスク意識が高まる中、今回は、家庭での非常食の備蓄状況について調査した。

王者「コカ・コーラ」、固定ファン多い無糖炭酸
王者「コカ・コーラ」、固定ファン多い無糖炭酸

2020年の炭酸飲料の生産者販売金額は前年割れとなった。今回のランキングでは、再購入意向を除く6項目で「コカ・コーラ」が首位、2位以下もロングセラーの有糖炭酸が目立つ結果となった。しかし再購入意向では上位10位内のうち7ブランドが無糖炭酸水だ。在宅勤務中のリフレッシュなどの「巣ごもり需要」が支えているとみられ、今後の伸びが期待される分野である。

「東京エディション虎ノ門」日本上陸!マリオットの最高級ホテルは富裕層の心を掴むか
「東京エディション虎ノ門」日本上陸!マリオットの最高級ホテルは富裕層の心を掴むか

東京五輪に向けて都心での開業ラッシュが続くホテル。そのほとんどがラグジュアリー向けです。トレンドは、宿泊だけでなく、食べる、遊ぶ、集うなどをトータルに提案するライフスタイル型ホテルです。今回は、富裕層向けの中でもハイエンドに位置する「東京エディション虎ノ門」を訪れました。NYのナイトクラブを源泉とするこのブランドの独特なコンセプトと、実際に滞在して感じた空気をお伝えします。



J-marketingをもっと活用するために
無料で読める豊富なコンテンツ プレミアム会員サービス 戦略ケースの教科書Online


マーケティング用語集

採用情報
J-marketingのトリセツ
会員登録のご案内
消費社会白書2021
「戦略200+」比較分析ツールのご案内
マーケティングモニターのご案内
データでわかる辛口性格診断
facebook
page top

当サイトに掲載の記事・写真・図表などの無断転載を禁止します。一部の例外を除き、著作権はJMR生活総合研究所に属します。

Copyright (c) 1997-2021 Japan Consumer Marketing Research Institute. All rights reserved.