半歩先を読む日本最大級のマーケティングサイト J-marketing.net



マーケティング用語集
ハイリスク社会




 戦後日本の「中流社会」は、終身雇用、年功序列賃金体系、持続的な経済成長という条件のもと、 ある程度将来の収入が予想できて、ライフステージ変化とともに長期的な人生設計が可能な、いわばローリスク社会であったということができます。
 しかし、この前提条件がくずれています。 企業の雇用政策が変化し、失業者の増大、能力主義による企業内の個人格差の拡大が生まれています。 また、企業の業績格差による企業間賃金格差も拡大しています。 この結果、収入格差が拡大し、国の年金制度もあてにならず、将来の収入の保証もなくなりました。
 そうした観点から今まさに、ローリスク社会からハイリスク社会への転換が起こっているといえます。
 ローリスク社会の「中流生活様式」に対して、ハイリスク社会に対応する新しい生活様式が模索されていると考えられます。 萌芽を捉えるとすると、そのひとつが都心回帰の動きです。 郊外に持ち家を持ち、住宅ローンを抱え、通勤に時間をかけることはむしろリスクを多く抱えこむことになります。 都心に暮らし職住商接近の生活をし、都心のインフラを利用し、情報コストを下げて、ハイリスク社会を勝ち残る、というものです。 地価の下落、メガマンションブームによって、都心居住の条件が生まれています。
 メガマンション1棟で年間約15億円の需要が生まれると言われています。 流通各社では都市型のフォーマットに力を入れ都心での競争が激化しています。 無線LAN革命が都心で50メートル商圏を形成しようとしてます。 ハイリスク社会に突入しつつある現在、新たな機会と脅威が生まれているといえます。



参照コンテンツ


おすすめ新着記事

2022年、値上げの春をどう乗り切るか
2022年、値上げの春をどう乗り切るか

原材料高、原油価格高騰に端を発する値上げは様々な商品分野に波及し、コロナ禍で持ち直しつつあった消費マインドも再悪化が懸念されている。メーカーにとっても、値上げの巧拙が業績を左右する重要な局面だ。消費者ニーズを捉えて付加価値を高め、値上げ後も選択してもらえるような価格戦略・ブランドづくりが必要になってくるだろう。この値上げラッシュを乗り切り、物価上昇・消費低迷の市場環境下でも成長につなげるためのヒントを、当社が蓄積したケース・理論から紹介する。

強い「ハーゲンダッツ」、ファンつかむPB
強い「ハーゲンダッツ」、ファンつかむPB

家計調査によると、2021年の冷菓の支出金額は2年連続で1万円を超え、食糧費に占める割合も2年連続で過去最高となった。調査結果を見ると、店頭接触や購入経験など複数の項目で「ハーゲンダッツ」が首位に。特に3ヶ月以内購入では2位の「チョコモナカジャンボ」に9.7ポイント、今後の購入意向でも同じく「チョコモナカジャンボ」に9.3ポイントの差をつけた。

人種のるつぼ「川口市」 
人種のるつぼ「川口市」 "本当に住みやすい街"は流通戦略の新たなモデルケース

テレワークの定着で職住分離が進み、生活者のライフスタイルが変化。それに伴い、人気のエリアも変わってきている。なかでも注目の街が、東京都北区に隣接する埼玉県川口市だ。川口市は、2021年度の税収が当初見込みより34億円上回る943億円になることを発表。コロナ禍で税収が落ち込む自治体が多いなか、バブル期以来の増額補正となった。買い物面では、都市型店舗と郊外型店舗が同居する"買住近接"エリアだ。居住者も多様で、ファミリーからシニア、日本人と外国人など、様々なライフスタイルが共存。多様性の街「川口市」には、今後の流通戦略のヒントを見出すことができる。



J-marketingをもっと活用するために
無料で読める豊富なコンテンツ プレミアム会員サービス 戦略ケースの教科書Online


マーケティング用語集

採用情報
J-marketingのトリセツ
会員登録のご案内
消費社会白書2022
「戦略200+」比較分析ツールのご案内
マーケティングモニターのご案内
データでわかる辛口性格診断
facebook
page top

当サイトに掲載の記事・写真・図表などの無断転載を禁止します。一部の例外を除き、著作権はJMR生活総合研究所に属します。

Copyright (c) 1997-2022 Japan Consumer Marketing Research Institute. All rights reserved.