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ネットワーク外部性


ネットワーク外部性とは

 ネットワーク外部性とは、同じ財・サービスを消費する個人の数が増えれば増えるほど、その財・サービスから得られる便益が増加する現象を指します。電話やファックスなど、通信ネットワークにおいて顕著にみられます。ネットワーク外部性が存在する財・サービスには、利用者の増加が更なる利用者の増加を促す"正のフィードバック"が発生します。

 たとえば電話網への最初の加入者の便益はゼロです。ほかに電話網に加入している人がいなければ電話網に加入していてもメリットはないからです。しかし2人目の加入者には、1人目の加入者と通信ができるというメリットがあります。2人目の加入者はこの便益を電話網加入に伴う費用と比較して、実際に加入するかどうかを決定することができます。加入者が増えれば増えるほど、通信できる人が増えていくので電話網利用の便益は高くなり、新たな加入者を引き付けることになります。

 また、ネットワーク外部性においては便益を生み出しているのが財・サービスそのものではなく、利用者側、しかも特定の利用者個人ではなく、利用者全体であるという特徴があります。電話網の例では電話そのものの性能ではなく加入者の数の変化により便益が変化します。


ネットワーク外部性が見られる他の財・サービス

 ネットワーク外部性が見られるのは通信ネットワークと関係している財・サービスにおいてだけではありません。PCでは、マイクロソフト社のWindowsが、OSの圧倒的シェアを維持し続けています。Windowsの方が他のOSに比べて量的に普及しているため、より多くの販売が見込めることから、ソフトウェア・ベンダーはWindows向けの製品を優先して販売します。その結果Windows用にはより多種類のソフトウェアが提供されるようになり、ユーザーにとってもソフトウェアの選択肢が増えるため、Windowsを選ぶメリットが高まります。同様の効果を持つものにビデオやDVDプレイヤー、家庭用ゲーム機、クレジットカードなどがあります。




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