LGエレクトロニクスの2015年度の連結決算は売上高56兆5,090億ウォン(前年比4.3%減)、営業利益1兆1,923億ウォン(同34.8%減)と減収減益となり、純利益も2,491億ウォン(同50.3%減)と前年にくらべて半減した。事業別にみると、テレビを中心とするホームエンターテインメント部門は、海外事業の採算が悪化したことで売上高が17兆3,904億ウォン(同10.2%減)、営業利益は573億ウォン(同比88.8%減)と大幅減となった。前年は大幅な増収増益であったモバイルコミュニケーション部門も、中国勢とのスマートフォンの競争激化により、売上高14兆3,993億ウォン(同4.6%減)、営業損益438億円と赤字に転落した。ホームアプライアンス&エアソリューション部門は、売上高16兆5,275億ウォン(同1.4%減)、営業利益9,817億ウォン(同57.0%増)と、売上減ながらも増益となった。2016年1月からは1人CEO体制から各事業を担当する事業本部長自らが責任経営をとる体制に変更、グループ持株会社として新成長事業推進団を作り、既存事業強化とともに、新成長動力の発掘に注力する。
参照コンテンツ
競合他社の業績と比較分析する
おすすめ新着記事

消費者調査データ RTD(2025年3月版) 「氷結」、「ほろよい」の競り合い続く アサヒの新顔は高いリピート意向
調査で結果は「氷結」が半歩抜け出し、それを「ほろよい」が追う形となった。上位にはロングセラーが目立つが、再購入意向では「アサヒ GINON」が3位に食い込んだ。大ヒットしたレモンサワーに加え、お茶やウメなどのフレーバーの台頭、ベース酒の多様化など新たな競争が生まれている。

「食と生活」のマンスリー・ニュースレター 清貧・ゆとり世代が消費を牽引!賞与の使い道は?
近年賃金上昇の流れが広がるなかで、今年の消費を占う意味でも冬季賞与への関心が高まっていた。そこで、冬季賞与がどのように使われているか、「103万円の壁」の問題がどの程度関心を持たれているかを調査した。

消費者調査データ スナック菓子(2025年2月版) 経験率7割超、カルビー「ポテトチップス」の人気揺るがず
2桁成長のスナック市場。調査結果をみると、カルビーのポテトチップスが全項目で首位と王者の貫禄をみせた。



