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公開日:2019年03月19日



ポケット版・会社早わかり
味の素株式会社
18年3月期は海外食品好調で増収。中計進捗には遅れも

味の素の2018年3月期決算の総括と戦略計画

味の素の2018年3月期の連結決算は売上高1兆1,502億円(前年同期比5.4%増)、事業利益は973億円(同0.5%増)と、増収ながら利益は横ばいとなった。セグメント別にみると、日本食品セグメントの売上高は3,841億円(同1.6%減)と減収。原因としては、家庭用コーヒーの市場の縮小とそれに伴う競争の激化が挙げられる。海外食品セグメントは、調味料・加工食品や冷凍食品の売上増加に加え、為替の影響がプラスに作用し、売上高は4,647億円(同8.3%増)となった。ライフサポートセグメントは1,342億円(同8.2%増)と増収となった。動物栄養分野では、換算為替影響に加え、トリプトファン及び「AjiPro(R)-L」が大幅増収となったほか、化成品分野においても香粧品素材、ケミカルも売上を伸ばした。ヘルスケアセグメントの売上高は1,042億円(同16.5%増)と大幅な増収となった。医療用・食料用アミノ酸及び機能性表示食品等のサプリメント事業や、製薬カスタムサービスが大幅な増収を実現した。現状、主要原材料費の高騰等の逆風が強く、「FIT&GROW with Specialty」を継承 し、土台となる「経営基盤の強化」にも取り組むべき17-19中計に対しては、1年遅れの進捗を余儀なくされている。2018年度は、国内・海外グループ会社の構造課題解決を重点化し、修正した成長戦略を推進。本格化する国内生産工場の集約やコーポレート部門の効率化に取り組み、2020年度に向け挽回していく方針である。

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