- マーケティングに就く者に求められる資格もしくは取っていると役立つ資格ってありますか?(サービス業、25歳
-
率直に言って、「直接的に使える資格はない」と思われます。その理由は以下の通りです。
マーケティングは、比較的新しい領域で独立した学問としては成立していません。直接的に接合している領域としては、社会学、心理学、経済学特に産業組織論からさまざまな理論や研究成果を取り込んで発展してきました。
また、消費者や時代を捉えるという観点からいうと、歴史・文学・地理などの人文諸科学の知見も求められます。
逆にいうと、こういう関連諸科学をベースにしている資格は役に立つといえるかもしれません。ご参考までにいくつかあげてみます。
- ここ最近できた資格では、文部科学省認定の「統計士」があります。調査分析の基礎としての統計知識の習得に役に立ちます。
- 「中小企業診断士」は、経営の勉強になります。
他には資格とはいえませんが、「経済学検定試験」というものもあります。
また、(社)日本マーケティング協会では、協会の公認資格認定プログラムとして、「マーケティング・マスターコース」というものを実施していますが、これとて一般的なものではないといえるでしょう。
当社のホームページでも、マーケティングの基礎知識から戦略策定までのスキルアップに役に立つコンテンツ開発をめざしております。特にメンバーシップサービスでは、戦略を読む、ビジュアルプレゼンテーションの極意など実践的なノウハウとスキルアップコンテンツを多数用意しております。どうぞご覧になってください。
おすすめ新着記事

成長市場を探せ 「巣ごもり」後も割安感で堅調な家庭用冷凍食品(2023年)
2022年の家庭用冷凍食品の生産量は、前年比100.8%となる80万5,000トンで、8年連続拡大、過去最高を更新。22年からの食品全般の値上げのなかで、簡便化志向や節約志向から利用が継続されているとみられている。

消費者調査データ レトルトカレー(2023年11月版) 首位は咖喱屋カレー、リピートされる調理対応カレー
コロナ禍以降、家族の食卓への浸透が一層進んだレトルトカレー。調査結果では、咖喱屋カレーがトップを堅持する一方、再購入意向では調理対応カレーやコスパに優れるPBが上位に。家族食としての定着を裏付ける結果となった。

「食と生活」のマンスリーニュースレター 食卓に浸透する市販の惣菜 4割弱が週1回以上惣菜を購入
流通にとって重要性を増しているといわれる「惣菜」について調査を行った。週1回以上惣菜を購入する人や4割弱、今後の購入意向のある人は7割にのぼり、とくに上の年代で意向が高い。さらに、惣菜の購入はチャネルの利用意向にも影響を与えているという結果がみられた。



