日本最大級のマーケティングサイト J-marketing.net


(2017.12)
第11回 ネクスト戦略ワークショップ
「市場溶解期の再成長マーケティング」講演録 事例.
メルティング時代の4M志向ビジネスモデルに学ぶ
ディレクター 合田 英了
ディレクター 大澤 博一



本コンテンツの全文は、有料会員サービスでの公開となっております。
ご利用には有料の会員登録が必要です。
ご登録済みの方は、こちらから全文をご利用ください。
会員のご登録はこちらをご覧ください。

本コンテンツは、2017年11月1日開催の「第11回ネクスト戦略ワークショップ」の講演内容に加筆修正を加えたものです。

 ここからは、どのようにマスターブランドを基軸として4Mビジネスモデルを展開していったらよいのかについて、事例を挙げながら解説していきたいと思います。

 単に製品を売るだけの時代は終わり、世の中には情報やソフト、サービスといった様々なものが混在しています。こういったものを掛け合わせて提供していくことで、消費者との新たな接点が生まれます。企業の中には、掛け合わせを行うことで再成長しているところがあります。


かけ算の製品サービス

 かけ算の典型例を紹介したいと思います。今、サラダに注目が集まっています。渋谷区や港区を中心に、サラダ専門店が次々とオープンしています。また、サラダの宅配サービスも人気のようです。なぜウケているかというと、単にサラダを提供しているだけでなく、いろいろな野菜を組み合わせたり、栄養素などの情報を組み合わせたり、それを自宅まで運んでくれたりというサービスも付けているところです。かけ算で付加価値を生み出しています。食の高度化に対応しているといえます。

 同じようなことが他の商品でも進んでいます。シャープのオーブンレンジ「ヘルシオ」です。家電は、どんどん高機能化が進んでいますが、使いこなせない人も多いです。

 シャープは、より手軽に本格的な料理を楽しめる食材キットを作って、それを宅配するというサービスを始めました。「まろやかグリーンカレー(2~3人前)」が4,104円(税込み)、「牛やわらか煮(3~4人前)」が4,104円(同)と値は張りますが、調理にこだわりたいけども何を買っていいか分からないという人のニーズを捉えています(図表1)。


図表1.ヘルシオ 家電×メニュー・レシピ×食材宅配の掛け算


 この食材キットの販売のためにシャープは、「ぐるなび」、カット野菜やレシピ付き食材などの宅配事業を手がける「タイヘイ」と組みました。始まったばかりですが、レストランでしか食べられなかった本格的なメニューが自宅でも食べられると好評です。「ヘルシオ」という商品に、情報やサービスをうまく組み合わせている一例です。

 次がサンスターのオーラルケアブランド「GUM」です。このブランドが行った調査から、消費者の大半がしっかりと歯を磨けていないということが分かりました。そこで、歯ブラシの下に小さなアタッチメントを付けると、しっかりと歯が磨けているかをスマートフォンで確認できるサービスを始めました。商品にプラスして、ゲーム感覚で歯磨きをできるサービスを組み合わせている例です。


ネットとリアルの融合が進む小売業。マスターブランド再構築のため、メーカーはどのような戦略をとるべきか
【続きを読む】(有料会員向け公開)

※会員のご登録はこちらをご覧ください。

より詳細なファインディングは「消費社会白書2018」をご覧ください
書籍イメージ
消費社会白書2018
顧客接点のメルティングとアイデンティティ消費

  • 発刊以来15年間の知見とデータから「今」を鋭く分析し、「半歩先」を提案
  • オリジナルの時系列調査から現在の消費者の実像に迫る
  • 中長期だけでなく、短期のマーケティング戦略を構築するための基本データが満載

参照コンテンツ


おすすめ新着記事

コロナ感染症対策のタイミング分析 行動経済学的分析 第四弾
コロナ感染症対策のタイミング分析 行動経済学的分析 第四弾

コロナ報道と緊急事態宣言などの政策は、特定層のリスク意識を高め、同調圧力を生んだ。宣言直後、8割の人が「遅すぎる」と感じた。だが振り返ると、もう少し先送りできたのではという見方もできる。結果として25兆円以上の経済損失と引き換えに、相対的に低い感染率と死者数を維持している。リスク評価は合理的だったのか、検討してみる。

コロナ対策の賢明なタイミング判断への提言
コロナ対策の賢明なタイミング判断への提言

コロナ対策の賢明なタイミング判断には、(1)正確でタイムリーな情報収集と公表、(2)状況判断の合理性と合意、(3)多くの政策オプションの確保、が必要だ。しかし現状はどれも不十分であり、人々の「自己隔離」がなければ指数的流行につながっていたかもしれない。これらの判断条件を整備した上で、社会的距離と隔離を前提とする「ニューノーマル」ではなく、信頼と絆を再構築し、政府や自治体ではなく、多くの民間企業によって、社会的絆を志向する新しいライフスタイルの提案がなされるべきだ。

いつ行っても工事中!若者から大人の街へとシフトし始めた渋谷再開発の今を巡る! (前編)
いつ行っても工事中!若者から大人の街へとシフトし始めた渋谷再開発の今を巡る! (前編)

「フクラス」「スクランブルスクエア」「リバーストリート」など、新名所が続々登場している渋谷。これまで「スクランブル交差点」「センター街」が象徴するように若者の街として発展してきたこの街では、現在大規模な再開発プロジェクトが進行中。若者の「シブヤ」から大人の「渋谷」へと変化しつつある街の"今"を紹介します。



J-marketingをもっと活用するために
無料で読める豊富なコンテンツ プレミアム会員サービス 戦略ケースの教科書Online


コロナ経営危機を乗り越える!中堅ビジネス向け無料オンライン相談
会員登録のご案内
消費社会白書2020
「戦略200+」比較分析ツールのご案内
マーケティングモニターのご案内
データでわかる辛口性格診断
page top

JMR生活総合研究所マーケティングサイトに掲載の記事・写真・図表などの無断転載を禁止します。著作権はJMR生活総合研究所に属します。

Copyright (c) 1997-2020 Japan Consumer Marketing Research Institute. All rights reserved.