(2017.05)
「食」のマンスリー・ニュースレター 第84号
居酒屋需要、キーワードは"働く女性"

JMR生活総合研究所では、めまぐるしく変化する「食」の今を切り取り、「ニュースレター」として整理したPDFファイルのご提供を行っています。
これは、
これは、
- 「食」に関する弊社オリジナル調査の結果と、
- 主要紙誌の「食」関連の掲載記事から見えてくる「食」のトレンドを整理したヘッドラインクリップ
「食」のマンスリー・ニュースレター 第84号は、
- オリジナル調査結果 居酒屋需要、キーワードは"働く女性"
- 業界クリップ - 2017年2-3月の動向
1.利用率が高いのは管理職と有職女性(本文抜粋)
レポートイメージ


日本フードサービス協会の「外食産業市場動向調査」(2017年3月)によると、加盟している居酒屋・パブレストランの売上は、2年2ヶ月ぶりに前年同月比プラスとなった。今回は、どのような人が居酒屋を利用し、また、売上を牽引している人はどのような居酒屋に行っているのかを調査した。
まず、半年以内に飲食店を利用した人のうち、居酒屋に行った人は37.7%で、全体で見ると居酒屋の利用頻度は「増えた計」が11.0%に対し「減った計」が21.0%であり、利用頻度は減少していることがわかった。
まず、半年以内に飲食店を利用した人のうち、居酒屋に行った人は37.7%で、全体で見ると居酒屋の利用頻度は「増えた計」が11.0%に対し「減った計」が21.0%であり、利用頻度は減少していることがわかった。
* オリジナル調査結果の分析 構成(全4頁)
- 利用率が高いのは管理職と有職女性
- 特定層が伸ばす居酒屋需要
- 金額増加層の特徴はやきとり、野菜、魚、日本酒
- "非常に美味しい"が再来店の鍵
- 消費者の動き 【プレミアムフライデーの消費効果】
- 売れている食品・メニュー 【牛丼チェーンが低糖質メニュー強化】
- 東京市場 【ネスレとフランスベッドの「睡眠カフェ」登場】
- 地産地消 【「くまモン」の売上が大幅増】
- 食品企業の経営 【次なる事業の柱への投資】
- 製品開発 【地域限定商品が多様化】
- 価格政策 【物価再上昇の兆し】
- プロモーション 【イースターに向けた取組】
- チャネル政策・チャネル動向 【スーパーとフィットネスの連携】
- ヘッドラインクリップ 2017年2-3月の動向
バックナンバー
おすすめ新着記事

強い「チョコレート効果」、リピート意向高い機能訴求商品
2020年はコロナ禍の巣ごもり消費でチョコレートの需要が伸びた。今回の調査では、前回同様に「チョコレート効果」(明治)が複数項目で首位を獲得、強さを見せつけた。チョコレートの一大需要期であるバレンタイン商戦も、今年はステイホームやECへのシフトなどで大きく様変わりする可能性が高い。生活環境が大きく変化する中での競争の行方が注目される。

消費動向速報 平均消費性向上昇と消費復活の予兆
平均消費性向は、低下トレンドから上昇トレンドへ転換している。家計黒字の金額の前年同月差は、一貫してプラスを保ってきたが、足許でマイナスに転じている。家計黒字幅の減少の影響は、主に、預貯金の取り崩しという形で顕在化している。平均消費性向上昇への転換と預貯金取り崩しの動きからは、支出意欲の復活の兆しが垣間見える。

盤石「カップヌードル」、「きつね」と「どん兵衛」和風麺は激戦区
2019年度のカップめんの生産量は、ほぼ横ばいの39億7,021万食となった。今回の調査でも前回同様、「カップヌードル」が盤石の強さを見せつけた。2位以下では「赤いきつね/緑のたぬき」と「どん兵衛」が僅差でしのぎを削っている。コロナ禍の巣ごもり消費でカップめんの需要は伸びているが、拡大した市場で今後どのようなヒット商品が生まれるかに注目だ。



