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(2006.04)
シャンプー(2006年版)

ロングセラー、ラックスに挑むTSUBAKIとアジエンス
 詳細データ(単純集計表・クロス集計表)(LZH形式・有料会員サービス)
 2006年3月、アジエンスやハーバルエッセンスに代表される髪のつや感や補修機能を訴求した高機能でやや高め(500ml程のポンプサイズが700円前後)のシャンプー市場に、「日本の女性は美しい」をキャッチコピーにした資生堂のTSUBAKIが参入、大規模な広告と斬新なパッケージで注目を集めています。
 今回は、シャンプー市場について、当社の女性インターネットモニターに行った調査結果を、ランキング形式でお届けします。

 提示したシャンプーは、全30ブランド。うち、「高機能・やや高め」のカテゴリーに分類されるのは、「TSUBAKI」「アジエンス」など5ブランドが含まれる。
 まず、「知っているシャンプー」では、トップの「スーパーマイルド」を筆頭にロングセラーブランドが上位を占め、14ブランドが90%以上の認知率となった。「使ったことのあるシャンプーでも、トップは同じくスーパーマイルドで、「ラックス」「メリット」などが60%を超える高い使用経験を誇っている。とくにラックスは、「現在使っているシャンプー」「今後(も)使いたいシャンプー」でもトップとなり、ロングセラーブランドの貫禄をみせた。
 次に、「高機能・やや高め」のカテゴリーに入るシャンプーについてみてみよう。ラックスが、シャンプー・コンディショナーのセット(各700ml)で900円前後の販売価格なのに対し、2003年秋に発売されたアジエンスは、各550mlのセットで1,200~1,300円程度、TSUBAKIは同じく1,500円程度である。
 アジエンスは「使用したことがある」では7位だったものの、「現在使用している」と「今後(も)使用したい」では、ラックスに次いで2位を獲得した。価格の差を乗り越えて、ラックスに次ぐ人気ブランドとして定着しているといえる。一方、TSUBAKIは、「知っている」では19位、「使ったことがある」や「現在使っている」ランキングでは、ランク外である。しかし、「広告を見たことがある」では、半数以上の人が「見た」と答えての1位、「使ったことがある人ベースの使用意向」では約45%が「今後も使いたい」と答えている。TSBAKIは発売後約1ヶ月程度しか経過しておらず、まだ浸透の度合いは低いものの、すでにロイヤリティの高いユーザーを獲得しはじめていることがうかがえる。TSUBAKIという大型の新商品投入に活気づくシャンプー市場の今後が注目される。


サンプル構成(%)
【調査設計】
調査手法:インターネットリサーチ
調査期間:
 2006年4月18日~4月19日
調査対象者:
 当社インターネットモニター
 20~49歳
 全国 女性個人
有効回収サンプル数:319サンプル

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