ご利用には有料の会員登録が必要です。
ご登録済みの方は、こちらから全文をご利用ください。
会員のご登録はこちらをご覧ください。
2017年の入浴剤市場は、前年比約1%増の395億円で、堅調な推移が続いている(金額ベース、週刊粧業調べ)。
今回は、当社が任意に選んだ入浴剤29ブランドについて、「知っている(認知率)」、「買って使ったことがある(購入経験率)」、最近3ヶ月以内における「広告・記事(を見たことがある)」「店頭など(で見たことがある)での接触状況(3ヶ月内店頭接触)」、「3ヶ月以内に買って使った(3ヶ月以内購入)」、さらに「今後(も)買いたいと思う」(今後購入意向)と「購入経験者における今後の購入意向(再購入意向)」という7項目について、インターネットモニターに対して行った調査結果をランキング形式でお届けする。
今回の結果をみると、前回(2017年1月版)と同様に「バブ(花王)」と「バスクリン(バスクリン)」が激しい首位争いを展開している。再購入意向を除く6項目中、「バブ(花王)」と「バスクリン」はそれぞれ3項目ずつ首位を分け合い、認知で「バスクリン」が12.8ポイントリードしたほかは、1位と2位の差が3ポイント以内という接戦だ。3位以下とは、3ヶ月内購入ではダブルスコアとなるなど大きく、「バブ(花王)」と「バスクリン(バスクリン)」の2ブランドが大きな存在感を示している。
一方、ユーザーのロイヤリティの指標である再購入意向では、アロマ粒エッセンスを配合した「大人のバスクリン(バスクリン)」が75.0%、炭酸タイプのアロマ入浴剤「きき湯 アロマリズム(バスクリン)」が73.9%、高濃度炭酸入浴剤の「バブ メディキュア(花王)」が73.8%などアロマや高炭酸の入浴剤が高い支持を得た。いずれも比較的高価格ということもあり、母数は50未満と少ないが、固定ファンを掴んでいるとみられる。
近年、入浴剤市場では、固形・炭酸タイプが市場の牽引車の役割を果たしてきたが、ユーザーの入浴剤使用率は約5割程度で推移している。メーカー各社はさらなるユーザー層の拡大のために美容・ヘルスケアに重点を置いた新商品を発売している。冬の本格的な需要期を迎え、市場がどのように動くのかが注目される。
- バスクリン(バスクリン)
- バスクリン ピュアスキン(バスクリン)
- バスクリン 薬湯(バスクリン)
- 大人のバスクリン(バスクリン)
- 日本の名湯(バスクリン)
- ソフレ(バスクリン)
- きき湯(バスクリン)
- きき湯 FINEHEAT(バスクリン)
- きき湯 アロマリズム(バスクリン)
- バブ(花王)
- バブ メディキュア(花王)
- バブ 和漢ごごち(花王)
- バブ エピュール(花王)
- エモリカ(花王)
- ビオレu(花王)
- キュレル(花王)
- バスロマン(アース製薬)
- バスロマン薬泉(アース製薬)
- ウルモア(アース製薬)
- 湯めぐりシリーズ(アース製薬)
- 温素(アース製薬)
- 温泡(アース製薬)
- 旅の宿(クラシエ)
- HERSバスラボ(白元)
- いい湯旅立ち(白元)
- ミノン薬用保湿入浴剤(第一三共ヘルスケア)
- クナイプ(クナイプ)
- matsukiyo 薬用入浴剤(マツモトキヨシ)
- トップバリュ薬用入浴剤(イオン)
調査期間:2018年11月8日~13日
調査対象者:当社インターネットモニター 20歳~69歳
全国の男女個人
有効回収サンプル数:1,027サンプル
サンプル構成(%)
おすすめ新着記事
成長市場を探せ ビスケット市場、4年連続プラスで初の4,000億超えに(2024年)
緩やかに増減を繰り返してきたビスケット市場が伸びている。2020年から4年連続プラスで、2023年はついに4,000億円を超えた。コロナ下でも堅調な動きを見せ、2023年の販売金額は4,260億円で、コロナ前の2019年比で1.13倍となった。
消費者調査データ ノンアルコール飲料 首位は「ドライゼロ」、追う「オールフリー」「のんある気分」
2022年のノンアルコール飲料市場は8年連続で拡大を続け、過去最高と推定される。調査結果をみると、ビールテイストの「アサヒ ドライゼロ」が、全項目で首位を獲得したが、再購入意向ではカクテルテイストやワインテイストなどのブランドも上位に複数ランクイン、ノンアルコール飲料の幅の広がりを示している。
「食と生活」のマンスリー・ニュースレター 20代男性の内食志向にマッチして伸びる冷凍餃子
数ある冷凍食品の中で圧倒的1位の生産量を誇る冷凍餃子は誰がなぜどのように購入しているのか調べてみた。餃子の選好度、購入頻度、購入増減とも20代が他の年代に比べて高く、冷凍餃子は若い年代が牽引して、拡大してきていることがわかった。