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2017年のスポーツドリンクの市場は前年比94.9%で、ダウントレンドが続いている(生産金額ベース 全国清涼飲料工業会)。
今回は、当社が任意に選んだ26ブランドのスポーツドリンク・熱中症対策飲料について、「知っている(認知率)」「3ヶ月以内に広告を見た(広告接触)」「3ヶ月以内に店頭でみた(店頭接触)」「買って飲んだことがある(購入経験)」「3ヶ月以内に買って飲んだ(3ヶ月以内購入)」「今後(も)買って飲みたい(利用意向)」「購入経験者ベースの今後の購入意向(再購入意向)」などの項目についてインターネットモニターに対して行った調査結果をランキング形式でお届けする。
今回の調査では、7項目中6項目で「アクエリアス(日本コカ・コーラ)」が首位、僅差もしくは小差で「ポカリスエット(大塚製薬)」追う展開となった。3位以下には、大きな差をつけられているものの、「GREEN DA・KA・RA(サントリー)」と「アクエリアス ゼロ」が続いている。
「アクエリアス」は、7項目中6項目で首位、唯一首位を譲った再購入意向でも、トップの「アクエリアス ゼロ(日本コカ・コーラ)」との差は1.4ポイントで、スポーツドリンクのシェアNo.1の強さをみせた。
「ポカリスエット」は、6項目で首位の「アクエリアス」とはおおむね5ポイント以下の2位、再購入意向ではトップと1.8ポイントという僅差の3位で、1980年発売というロングセラーらしい堅実な結果となった。
上位2位はロングセラーのスポーツドリンクだが、3位グループは熱中症対策を訴求する「GREEN DA・KA・RA」や「アクエリアス ゼロ」などが入った。
ここ数年は特に、熱中症の周知が進むとともに塩分と水分補給の重要性が浸透し、加糖のスポーツドリンクだけでなく、塩分を含む熱中症対策飲料や、日常生活でも飲みやすい糖類ゼロやカロリーゼロなどの商品の人気が高まっている。記録的な猛暑だった今年の7月に続き、8月も連日の猛暑となったことから、スポーツドリンクをはじめとした飲料市場は活況を呈している。無糖茶飲料やミネラルウォーター類とも厳しい競争が予想されるものの、市場の拡大や、新しいヒット商品の誕生が期待される。
- アクエリアス(日本コカ・コーラ)
- アクエリアス ゼロ(日本コカ・コーラ)
- アクエリアス クリアウォーター(日本コカ・コーラ)
- アクエリアス 経口補水液(日本コカ・コーラ)
- ポカリスエット(大塚製薬)
- ポカリスエット イオンウォーター(大塚製薬)
- 経口補水液オーエスワン(大塚製薬)
- アミノバリュー(大塚製薬)
- DAKARAフレッシュスタート(サントリー)
- 塩ダカラ(サントリー)
- GREENDA・KA・RA(サントリー)
- ビタミンウォーター(サントリー)
- キリン ラブズスポーツ(キリン)
- アミノバイタル(キリン)
- キリン サプリ(キリン)
- アサヒスーパーH2O(アサヒ飲料)
- 塩JOY(エンジョイ)サポート(ポッカサッポロ)
- スポーツウォーター(ポッカサッポロ)
- ヴァームウォーター(明治)
- 明治アクアサポート(明治)
- miuプラススポーツ(ダイドードリンコ)
- ライフガード(チェリオ)
- 熱中対策水(赤城化成)
- セブンプレミアムスポーツドリンク
- トップバリュスッキリ飲みやすいスポーツドリンク(イオン
- みなさまのお墨付きスポーツドリンク(西友)
調査期間:2018年6月8日~12日
調査対象者:当社インターネットモニター 20歳~69歳
全国の男女個人
有効回収サンプル数:1,031サンプル
サンプル構成(%)


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