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2018年のレトルトカレー市場は前年比2.6%増(箱数ベース 日本缶詰びん詰レトルト食品協会)で、3年連続で過去最高を更新した。
今回は、当社が任意に選んだレトルトカレー36ブランドについて、「知っている(認知率)」、「買って食べたことがある(経験率)」、最近3ヶ月以内における「広告・記事を見たことがある(広告接触)」「店頭などで見たことがある(店頭接触)」、「3ヶ月以内に買って食べた(3ヶ月内購入)」、さらに「今後(も)食べたいと思う」(今後購入意向)と「購入経験者における今後の購入意向(再購入意向)」という7項目について、インターネットモニターに対して行った調査結果をランキング形式でお届けする。
前回の調査(2018年9月版)では、7項目中5項目で「ククレカレー(ハウス食品)」が首位を獲得したが、今回の調査では、「咖喱(カリー)屋カレー(ハウス食品)」が、再購入意向を除く6項目で首位を獲得した。認知や広告接触や購入経験では2位との差は1~3ポイント程度だが、店頭接触では8.7ポイント、今後の購入意向では6.5ポイント差となった。2位以下には、「ボンカレーゴールド(大塚食品)」「ククレカレー(ハウス食品)」「銀座カレー(明治)」などが並ぶが、どの項目でも差は小さく、激戦だ。
ユーザーのロイヤリティの指標である再購入意向は、前回(2018年9月版)に続いて「無印良品のレトルトカレー(良品計画)」の68.2%。2位は、前回の4位から順位を上げた「プロクオリティ ビーフカレー(ハウス食品)」、3位は「セブンプレミアムのレトルトカレー(セブン&アイ)」だ。比較的高価格ながらバラエティが多く、流行りのスパイスカレーなども豊富な「無印良品のレトルトカレー」が、安定した人気を得ている。それに続く「プロクオリティ ビーフカレー」と「セブンプレミアムのレトルトカレー」は、コストパフォーマンスの高さが魅力だ。
東日本大震災以降、災害用非常食として注目を浴びたことなどを契機に、レトルトカレーはユーザーのすそ野を拡大、成長を続けている。近年では、レンジ対応の包材を使った商品が登場し、より一層の簡便化が実現、さらなる需要の拡大にも貢献している。今秋は台風被害への自衛策としても注目されたことなどから、今後も市場の拡大が期待される。
- 咖喱屋カレー(ハウス食品)
- カレーマルシェ(ハウス食品)
- ククレカレー(ハウス食品)
- ザ・ホテル・カレー(ハウス食品)
- こくまろカレー レトルト(ハウス食品)
- ジャワカレー レトルト(ハウス食品)
- プロクオリティ ビーフカレー(ハウス食品)
- ビーフマイスターカレー(ハウス食品)
- 温めずにおいしいカレー(ハウス食品)
- スパイスフルカレー(ハウス食品)
- ゴールデンカレー レトルト(S&B食品)
- S&B おいしいカレー(S&B食品)
- カレー曜日(S&B食品)
- ディナーカレー レトルト(S&B食品)
- ホテルシェフ仕様 特製ビーフカレー(S&B食品)
- スパイスリゾート(S&B食品)
- 5/8カレー(S&B食品)
- ボンカレーゴールド(大塚食品)
- ボンカレーネオ(大塚食品)
- ボンカレー50(大塚食品)
- 100kcal マイサイズカレー(大塚食品)
- レストラン仕様カレー(日本ハム)
- 銀座カリー(明治)
- 男の極旨/絶品カレー(明治)
- インドカリー(新宿中村屋)
- LEE(江崎グリコ)
- カレー職人(江崎グリコ)
- ビストロ倶楽部 ビーフカレー(丸大食品)
- ヤマモリ タイカレーグリーン(ヤマモリ)
- 無印良品のレトルトカレー(良品計画)
- みなさまのお墨付きのレトルトカレー(西友)
- 金のビーフカレー(セブン&アイ)
- セブンプレミアムのレトルトカレー(セブン&アイ)
- トップバリュのレトルトカレー(イオン)
- ローソンセレクトビーフカレー
- ファミリーマートコレクションのレトルトカレー
調査期間:2019年9月6日(金)~9月11日(水)
調査対象者:当社インターネットモニター 20歳~69歳
全国の男女個人
有効回収サンプル数:1,003サンプル
サンプル構成(%)
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参照コンテンツ
- 「食と生活」のマンスリー・ニュースレター 第116号
デキる大人はカレー好き!?探究心やこだわり刺激する国民食 - 「食と生活」のマンスリー・ニュースレター 第99号
伸びるレトルトカレー 品質向上がカレールーを脅かす
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