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2016年度の冷菓市場の規模は前年比106.3%の4,939億円、2017年度も微増が見込まれており、6年連続で過去最高を更新する予想だ(一般社団法人 日本アイスクリーム協会)。
今回は、当社が任意に選んだ33ブランドの冷菓について、「知っている(認知率)」「3ヶ月以内に広告を見た(広告接触)」「3ヶ月以内に店頭でみた(店頭接触)」「買って食べたことがある(購入経験)」「3ヶ月以内に買って食べた(3ヶ月以内購入)」「今後(も)買って食べたい(利用意向)」「購入経験者ベースの今後の購入意向(再購入意向)」などの項目についてインターネットモニターに対して行った調査結果をランキング形式でお届けする。
今回の調査では、前回、前々回と同様に、「ハーゲンダッツ(ハーゲンダッツ ジャパン)」が複数の項目で首位を獲得した。「ハーゲンダッツ」は、認知率こそ首位と6.4ポイント差の5位にとどまったが、その他の6項目はすべて首位もしくは2位で、うち4項目は首位だった。とくに今後の意向では2位の「雪見だいふく(ロッテ)」に6.9ポイント差をつけるなど、根強い人気を誇っている。
「ハーゲンダッツ」以外にも、「雪見だいふく(認知、購入経験で首位)」、「ジャイアントコーン(江崎グリコ)(認知、広告接触で2位)」、「チョコも中ジャンボ(森永製菓)(3ヶ月内購入、今後意向で3位)」などのロングセラーブランドが上位を占めた。
ところが、再購入意向では上位のブランドは異なっている。首位は糖質コントロールなどを謳う「SUNAO(江崎グリコ)」、2位はハーゲンダッツが獲得したものの、3位には個性的なネーミングと大きなチャンクが特徴の「ベン&ジェリーズ」といった特徴のはっきりした冷菓がランクイン。ローソン、ファミリーマート、セブンプレミアム、セブンゴールドなどのCVSのPBも10位内に入っている。
ここ数年の冷菓の市場の伸びは、夏以外にも濃厚、リッチなアイスクリームが食べられるようになってきたことや、新規性のあるフレーバーや仕立てなどでヒットを作り出してきたことに支えられている。それでも最大の需要期は夏であり、「アイスクリーム博覧会」などの専門イベントや、各社の新製品発売も相次いでいる。底堅い市場であり、今後も成長が期待できるだけに、競争の行方が注目される。
- SUNAO(江崎グリコ)
- 牧場しぼり(江崎グリコ)
- ジャイアントコーン(江崎グリコ)
- アイスの実(江崎グリコ)
- パナップ(江崎グリコ)
- 明治エッセルスーパーカップ(明治)
- 明治ゴールドライン(明治)
- 爽(ロッテ)
- クーリッシュ(ロッテ)
- レディボーデン(ロッテ)
- 雪見だいふく(ロッテ)
- モナ王(ロッテ)
- ピノ(森永乳業)
- パルム(森永乳業)
- MOW(モウ)(森永乳業)
- アイスボックス(森永製菓)
- パリパリバー(森永製菓)
- チョコモナカジャンボ(森永製菓)
- ビスケットサンド(森永製菓)
- ヨーロピアンシュガーコーン(クラシエ)
- 豆乳アイスソイ(クラシエ)
- ガリガリ君(赤城乳業)
- ソフ(赤城乳業)
- あずきバー(井村屋)
- やわもちアイス(井村屋)
- ハーゲンダッツ
- ベン&ジェリーズ
- ファミリーマートコレクションのアイスクリーム
- ローソンセレクトのアイス(ローソン)
- セブンプレミアムアイスクリーム(セブン&アイ)
- セブンゴールド金のアイス(セブン&アイ)
- トップバリュのアイス(イオン)
- ミニストップフローズンヨーグルト
調査期間:2018年4月17日~19日
調査対象者:インターネットモニター 20歳~69歳
全国の男女個人
有効回収サンプル数:1,000サンプル
サンプル構成(%)


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