(2004.05)
ソニー QUALIA
-高性能デジタルAVの高価格戦略の成否
戦略分析チーム

ソニーは2003年6月から主力のデジタルAV機器を中心に高性能商品群「QUALIA」を投入した。2001年5月にエレクトロニクス分野でスタートした「QUALIA」プロジェクトがベースになっており、各ネットワークカンパニーから、様々なカテゴリーの製品を企画・提案。それらをトップマネジメントから構成される「QUALIA認定委員会」が評価し、選定された企画には、順に「QUALIAナンバー」が与えられる。製品は受注生産で行い、量産品では実現できない手触りなどの質感にこだわるもので、機能やスペックを追い求めるだけではなく、「感動価値」を有した製品開発が行われている。順次製品が投入され、現在、ホームシアター用の高画質プロジェクター(240万円)、スーパーオーディオCDシステム(フルセット166万円)、高画質トリニトロン式ブラウン管テレビ(フルセット130万円)など六つが投入され、いずれも極めて高い価格が設定されている。
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参照コンテンツ
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