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公開日:2017年06月08日

戦略200+・企業活動分析
任天堂株式会社
16年3月期は経常減益。「Switch」発売前の買い控えが影響
2016年3月期決算の総括

任天堂の2016年3月期の連結決算は売上高5,045億円(前年同期比8.2%減)、営業利益329億円(同32.7%増)、経常利益288億円(同59.2%減)であった。売上高は、世界で「どうぶつの森 ハッピーホームデザイナー」や「ポケモン超不思議ダンジョン」がそれぞれヒットを記録したものの、2017年3月発売予定の新型ゲーム機「Nintendo Switch」の発売に先立つ買い控えもあり、ハード・ソフトの販売台数・販売本数共に低迷し、減収となった。営業利益は広告宣伝費の削減により増加し、経常利益は円高による為替差損を183億円計上したことなどにより減益となった。7月に配信された「ポケモンGO」は全世界から注目を集め、その期待からか任天堂の株価は大きく上昇したが、その恩恵は議決権32%を有する持ち分法適用会社が受け取るライセンス料であり、業績に与える影響は限定的である。2016年12月には、2015年に提携した株式会社ディー・エヌ・エーと協力し、初のスマートフォン向けゲーム「スーパーマリオラン」を配信開始、スマホ戦略が本格始動した。これまでのビジネスモデルを打開するこの動きに注目したい。

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