半歩先を読む日本最大級のマーケティングサイト J-marketing.net



マーケティング用語集
都市多様性




多様性の喪失

 消費の場は都市です。バブル期、東京を含む多くの都市は多様性を喪失しました。地価の上昇はさまざまな多様性を喪失させましたが、特に、東京においては、住宅地の地価を限りなく上昇させ、ビジネス地へと専用化させ、小規模経営の存立を不可能とし、分散配置計画による都市計画によって、都市の機能分散にさらに拍車をかけることになりました。その象徴が人口減少であり、特に夜間人口の激減です。多くの地方都市も同様な均一化が進みました。


特定地域での多様性の回復

 地価の低下によって安価な住宅が提供されて、「住む」機能、「働く」機能、「消費(商業)」機能という生活者にとっての「職・住・商」三機能が特定地域において統合されてきました。日本橋・銀座、麻布・六本木、青山・渋谷、新宿などです。その結果都市の多様性が回復し人口再集中をもたらしています。


都市多様性が生む消費

 「職・住・商」近接による機能統合は、昼間人口と夜間人口を平準化させ、 あらゆる商業とビジネスの可能性を生み出します。人々の多様な時間帯での往来は、それを顧客としてねらう新しいビジネスを生み、小規模での存立を可能にします。この多様性が、人々に新しい就業機会を与え、選択の自由を拡大し、新しい便利さを提供します。その結果多様なライフスタイルが生まれ、「住・職・商」など機能のさらなる多様化を生み出します。
 都市多様性とは、「人が人を呼ぶシステム」であり、「ニーズがニーズを生む」ことです。新たな都市多様性を生むためにも、企業の都市型市場への再マーケティグ投資が必要です。(MNEXT「外部性と日本経済の情況-長期不況への戦略的対応」より)



参照コンテンツ


おすすめ新着記事

暮らしに寄り添う再開発計画 池袋はコロナ禍でも安心な「都市のリビング」
暮らしに寄り添う再開発計画 池袋はコロナ禍でも安心な「都市のリビング」

豊島区は「公園が街を変える!」というスローガンのもと、池袋周辺の四つの公園の整備を行ってきました。それが、まるでコロナ禍を予期していたかのように屋外を活かしたものになっているのです。今回は、そんな公園を中心とした再開発にスポットを当てた安心安全な街づくりに注目します。

「消滅可能性都市」から緑豊かな「国際アート・カルチャー都市」へ!池袋は今、魅力爆上がりタウンに大変身中!(前編)
「消滅可能性都市」から緑豊かな「国際アート・カルチャー都市」へ!池袋は今、魅力爆上がりタウンに大変身中!(前編)

何かとカオスでダークなイメージがつきまとう街、池袋。しかし2014年、豊島区が「消滅可能性都市」に選ばれたことをきっかけに、官民挙げての再開発プロジェクトが発足。今回は新たに「まち全体が舞台の誰もが主役になれる劇場都市」へと生まれ変わった池袋を訪ねました。

強い「チョコレート効果」、リピート意向高い機能訴求商品
強い「チョコレート効果」、リピート意向高い機能訴求商品

2020年はコロナ禍の巣ごもり消費でチョコレートの需要が伸びた。今回の調査では、前回同様に「チョコレート効果」(明治)が複数項目で首位を獲得、強さを見せつけた。チョコレートの一大需要期であるバレンタイン商戦も、今年はステイホームやECへのシフトなどで大きく様変わりする可能性が高い。生活環境が大きく変化する中での競争の行方が注目される。



J-marketingをもっと活用するために
無料で読める豊富なコンテンツ プレミアム会員サービス 戦略ケースの教科書Online


マーケティング用語集

採用情報
会員登録のご案内
消費社会白書2021
「戦略200+」比較分析ツールのご案内
マーケティングモニターのご案内
データでわかる辛口性格診断
facebook
page top

当サイトに掲載の記事・写真・図表などの無断転載を禁止します。一部の例外を除き、著作権はJMR生活総合研究所に属します。

Copyright (c) 1997-2021 Japan Consumer Marketing Research Institute. All rights reserved.