アメリカのウェスタン・リザーブ大学の心理学教授であるハーツバーグ・フレデリック(Herzberg
Frederic)が唱えた理論のことです。この理論は、一般的には「動機付け要因論」「動機付け衛生理論」「2要因理論」などとも呼ばれています。
ハーツバーグは、マズローの欲求5段階説などの伝統的な欲求理論に対し、「不満要因のみしか捉えられていない」として、新たに「動機付け(促進)要因」を提唱し、その動機付け要因が満たされることで初めてモチベーションが形成される、つまり、不満要因の解消だけではモチベーション形成は不可能である、という理論を展開しました。
この要因としては、「賃金」「職場での人間関係」「与えられた仕事の内容」など、職場における環境要因を指します。これらの要因は、不満の矛先にはなりますが、仮にその不満を満たしても決して「仕事に対する満足」に結びつく要因とはなりません。単に、不満な状況に陥ることを防ぐ要因であるということから、「衛生要因」と呼ばれています。
したがって、活力のある組織を作っていくためには、まずは権限を部下へ委譲し、その裁量を充分に発揮できる環境を整えるなど、「働きやすい職場環境」を作ることが、キーポイントとなります。
モチベーションを形成する要因としては、「承認」、「達成」、「仕事への責任」、「昇進」など、自己の成長や個性化、自己実現を望む欲求があげられます。
したがって、モチベーション形成にあたって上司は部下に責任ある仕事を与え、推進過程における部下の努力を認め、時にはサポートすることで部下への関心をアピールし、モチベーションの持続を図り、業務目標達成時には成長を認めることで、部下の達成感と仕事への満足度を高めるという一連の取組みが、キーポイントとなります。
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