
キャッシュフローとは、「現金の流れ」と訳すことができます。そしてキャッシュフロー経営とはキャッシュの流入や流出を重視した経営手法であり、キャッシュの最大化を意思決定の基準とする経営のことをさします。
キャッシュフロー経営とは、当期のフリー・キャッシュフローを最大化するだけではなく、それを再投資し、将来にわたってフリー・キャッシュフローの持続的増加を図ることであり、価値重視経営VBM(Value Based Management)ともいわれています。その意味で、顧客に商品やサービスを提供しつづけられる経営、ともいえます。
会計制度の改正により、公開企業(上場企業)に限って、2000年3月期決算から貸借対照表、損益計算書に加えて、キャッシュフロー計算書の作成が義務づけられました。キャッシュフロー計算書とは、会社の一定期間の現金の流れを分析し、その増加・減少の原因を明示しようとするものです。また、最近の金融機関等による企業審査は、損益計算書による利益だけでなく、キャッシュフロー計算書を含めた評価基準に変わってきており、企業規模にかかわらず、企業経営においてキャッシュフロー経営の視点は欠かせないものとなってきています。
参照コンテンツ
おすすめ新着記事

5G(第5世代移動通信システム)
5Gとは「第5世代移動通信システム(5th Generation)」のことで、通信規格の名称。現在の「4G」に続く最新の規格で、日本では2020年3月から商用化が開始された。4K/8Kの高精細映像などの大容量コンテンツの伝送や、自動運転や遠隔ロボットへの活用、IoTの普及などが期待されている。

テイクアウト、デリバリーで伸びる洋風ファーストフード
コロナ禍で外食全体が苦戦するなか、ハンバーガーチェーンなどの洋風ファーストフード業態は、コロナ前の2019年と比較しても116.2%と伸長している。原動力となったのは、感染症対策がしやすく、テレワークなど働き方・ライフスタイルの変化に伴うテイクアウトやデリバリーの拡大だ。原材料の値上がりや、健康意識、環境配慮意識の高まりなどの不安要素はあるものの、今後も成長が期待される業態だ。

広まるネットショッピング 特定層に留まるSNS購買とフリマアプリ
コロナ禍でオンラインショッピングの利用が増えている。利用チャネルもアマゾンや楽天だけにとどまらず、多様な買い方がされている。今回は、その中でもSNSを通じた購買やフリマアプリの利用に焦点を当て、今後の利用拡大の可能性を探ってみた。



