いま街はどんどん変化し、生きています。その街という舞台を背景として、いろいろな情報が発信されています。消費者を吸引する場所では、それだけで情報発信力があり、また受信力も高いと言えます。
「街」からの広告媒体は屋外広告、交通広告といったものが馴染みがありますが、最近は街、駅、行楽地全体を積極的に「メディア」にしようとする手法が開発されています。
車内の中吊りポスターは、広告媒体として大変な人気があります。そこで、企業が電車(車輛)の広告スペースを占領して展開するといった手法がよくとられます。交通広告以外では新聞、雑誌などの広告スペースを一社で買い取って行う方法もあります。
こうした方法をメディアジャックと呼び、インパクトの高い手法として注目されています。
駅などの空間を活用して行なわれる展開にアドパックがあります。これは、駅の改札の外側をミニイベント会場にして、家電・オーディオメーカーが1週間位の単位でイベントを開催、その間、駅の主な場所のポスター類は、すべてミニイベントと連動させ、その企業が使うというものです。
屋外広告や駅あるいは街における情報発信媒体の特性として、次のようなことがあげられます。
- 発信した情報の受信者への到達力が非常に高いこと
- 同じ情報を同じところで年中発信することにより頻度効果が高いこと
- 地域、ターゲットに関して融通性がある為、自分の好きなところ、1番ポイントになるところでの情報発信が出来ること
- テレビ等に比べるとはるかにコストが安いこと
- 家庭よりも消費の現場により近く、それだけ、消費誘引効果が大きいこと
関連用語
おすすめ新着記事

5G(第5世代移動通信システム)
5Gとは「第5世代移動通信システム(5th Generation)」のことで、通信規格の名称。現在の「4G」に続く最新の規格で、日本では2020年3月から商用化が開始された。4K/8Kの高精細映像などの大容量コンテンツの伝送や、自動運転や遠隔ロボットへの活用、IoTの普及などが期待されている。

テイクアウト、デリバリーで伸びる洋風ファーストフード
コロナ禍で外食全体が苦戦するなか、ハンバーガーチェーンなどの洋風ファーストフード業態は、コロナ前の2019年と比較しても116.2%と伸長している。原動力となったのは、感染症対策がしやすく、テレワークなど働き方・ライフスタイルの変化に伴うテイクアウトやデリバリーの拡大だ。原材料の値上がりや、健康意識、環境配慮意識の高まりなどの不安要素はあるものの、今後も成長が期待される業態だ。

広まるネットショッピング 特定層に留まるSNS購買とフリマアプリ
コロナ禍でオンラインショッピングの利用が増えている。利用チャネルもアマゾンや楽天だけにとどまらず、多様な買い方がされている。今回は、その中でもSNSを通じた購買やフリマアプリの利用に焦点を当て、今後の利用拡大の可能性を探ってみた。



