日本最大級のマーケティングサイト J-marketing.net



マーケティング用語集
弱者の戦略、強者の戦略




1.三つの戦略原則

 ランチェスターの法則から導き出された戦略には、以下の三つのポイントがあります。

  • ナンバーワン主義:強者のみが安定した地位を得られるという考え方
  • 弱者・弱点優先攻撃:弱者が強者と戦う際に、争うプレーヤー数が3以上の場合、自身より下位のものを攻撃する、または相手の弱点を攻撃することを優先させ、最終目標の強者撃墜に近づくという考え方。弱いものいじめの原則
  • 一点集中主義:弱者の戦略の基本、攻撃目標を達成するまで攻撃を続けることを意味する


2.弱者の戦略

 弱者の戦略の基本は、差別化戦略です。具体的な戦略としては、

  • 局地戦:スキマ市場やニッチ市場に競争の場を特化し、トップ企業と戦う
  • 一騎打ち:資源を集中し、トップ企業と戦う
  • 接近戦:強者に先んじて、顧客ニーズの把握や顧客へのコミュニケーション強化を図り、戦略の確度(商品のヒット率)を上げる
  • 一点集中:攻撃目標をひとつに絞り、強者の弱点を重点的に攻める
  • 陽動作戦:従来のパターン以外の展開を測り、強者を出し抜く
の五つです。


3.強者の戦略

 強者の戦略の基本は、ミート(追随)戦略です。つまり、弱者が取る差別化戦略に対して、その差別化のポイントに追随して、弱者の競争優位性をなくすという戦略です。具体的な戦略は、

  • 広域戦:弱者の局地戦に対応
  • 確率戦:弱者の一騎打ちに対応
  • 遠隔戦:弱者の接近戦に対応
  • 総合戦:弱者の一点集中に対応
  • 誘導作戦:弱者の陽動作戦に対応
の五つです。


4.ペプシが仕掛けた弱者の戦略

 1950年代のアメリカでは、ペプシが強者であるコカコーラと競合しない、カップベンダーによる販売と、スーパーマーケットでのファミリーサイズ販売により、シェアを大きく伸ばしていきました。この戦略は、まさに弱者の戦略の典型例として捉えることができます。



参照コンテンツ


関連用語


おすすめ新着記事

消費者調査データ<br>2018年、印象に残ったもの
消費者調査データ
2018年、印象に残ったもの

毎年恒例、2018年はどんな一年だったのか。地震や豪雨、台風などの自然災害、安室奈美恵の引退、大谷翔平や大坂なおみの活躍――。今年起こった出来事や人物、歌、商品などから、印象に残ったものを当社モニターに聞いた結果をランキング形式で発表!

消費者調査データ<br>スナック菓子<br>カルビーの王座揺るがず。PBは再購入意向で上位に
消費者調査データ
スナック菓子
カルビーの王座揺るがず。PBは再購入意向で上位に

成長基調にあるスナック菓子市場。今回の調査では、前回までと同様に「ポテトチップス」(カルビー)が全項目で首位を獲得。再購入意向を除く6項目で「かっぱえびせん」「じゃがりこ」が2位、3位を占め、カルビーが強さを見せつけた。一方再購入意向では「セブンプレミアム」や「ローソンセレクト」といったコンビニPBが上位に食い込んでおり、今後NBとPBの間での激しい競争が予想される。

消費者調査データ<br>シャンプー<br>人気のモイストダイアン、ボタニカルは新たな定番に定着できるか
消費者調査データ
シャンプー
人気のモイストダイアン、ボタニカルは新たな定番に定着できるか

2017年のシャンプー市場は横ばいまたは微増とみられている。今回の調査では、過去2回の調査と同様、「ラックス」「パンテーン」「メリット」の3ブランドが上位を占めた。一方で再購入意向では男性向けの「サクセス薬用シャンプー」、オーガニックやボタニカルをうたう「モイストダイアン」「ボタニカルシャンプー」など、はっきりと特徴を打ち出した商品が上位にランクインした。商品の入れ替わりが激しい市場で、これらが定番となれるかに注目したい。






マーケティング用語集

【ポップアップ広告】モニター登録
マーケティングモニターのご案内
データでわかる辛口性格診断
会員登録のご案内
消費社会白書2019
「戦略200+」比較分析ツールのご案内
page top

JMR生活総合研究所マーケティングサイトに掲載の記事・写真・図表などの無断転載を禁止します。著作権はJMR生活総合研究所に属します。

Copyright (c) 1997-2018 Japan Consumer Marketing Research Institute. All rights reserved.