マンダムの2018年3月期の連結決算は売上高814億円(前年同期比5.2%増)と8期連続で過去最高を更新、また営業利益85億円(同11.8%増)、経常利益93億円(同13.4%増)ともに過去最高となった。国内市場ではコアブランド「ギャツビー」が夏季の天候不順の影響で苦戦したものの、ミドル男性向けブランドである「ルシード」が順調に実績を拡大したのに加え、女性ブランドの「ビフェスタ」、「バリアリペア」が好調に推移した。インドネシア市場においては、実績を拡大してきた「ギャツビー」の「スタイリングポマード」が好調を維持、女性コスメティックブランドの「ピクシー」も若年層をターゲットとした「リップクリーム」がアイテム追加もあり実績を拡大した。効率的なマーケティング活動に伴う販売費減少も影響し、インドネシアにおける営業利益は12億円(同27.7%増)となった。中期経営計画「MP-12」の2年目である2018年度は、VISION2027の達成に向けた企業基盤の整備を進めるとともに、成長エンジンである海外事業を中心に引き続き積極的なマーケティング投資を行い、経営のグローバル化と企業価値向上を目指す。
参照コンテンツ
- 戦略ケース 店頭はマーケティング活動の場(1993年)
- 消費者調査データ 洗顔料(2020年3月版) トップを走る「ビオレ」、ロイヤリティの高い男性用洗顔料
- 消費者調査データ 化粧水(2019年10月版) 肌研、エリクシール、SK-IIが上位に。男性用化粧水も健闘
- 消費者調査データ シャンプー(2019年11月版) 上位を独占する定番ブランド、次のヒットの芽は?
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