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HOME > マーケティングDB > マーケティングFAQ > 【マーケティングFAQ】どうすればブランド力を強化できるか

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「ブランド力を強化しろ」と言われます。言うは易し。ブランドの重要性は認識していますが、どうすれば強いブランドがつくれますか?(日雑メーカー、スタッフ28歳女性)




 ブランド力強化という言葉はあらゆる業界でお題目のようになっています。逆説的ですが、なぜ強いブランドがつくれないのか」という観点から検討してみましょう。
 まず、強いブランドがつくれない、ブランド力が弱いというのは、換言すると、消費者にとって魅力がないということです(図表参照)。魅力がない要因は
(1) 競合他社品に比べてブランドコンセプトそのものが劣っている、負けている
(2) ブランドコンセプトを伝え切れていない
のどちらかに大別できます。それぞれについてもう少しブレイクダウンしてみます。
 競合他社品に比べてブランドコンセプトが劣っている要因は、
 1) ターゲットがはっきりしていない
 2) ニーズがはっきりしていない
 3) 機能・シーズがはっきりしてない
ことにあります。
 また、ブランドの魅力が伝えきれていない要因は、
 4) メッセージが理解しにくい
 5) メディアに一貫性がない
 6) そもそも露出が少ない
と捉えることができます。メッセージが理解しにくいのは、ターゲット、ニーズ、シーズ・機能が消費者に理解できる言葉として翻訳できていないからです。メディアに一貫性がないというのは、マス広告で訴求している内容と商品パッケージや店頭がかみ合わないケースです。「ブランド力が弱い」という現象はこのように問題を構造化して捉えることができます。

図表3 ブランド力が弱い要因


 裏を返せば、「強いブランド」をつくるためには、
  • 誰のどんなニーズに対して、どんなシーズや機能を通じて他社とは異なるベネフィットを提供するのかをはっきりさせ、
  • メッセージをユーザーワードに翻訳、
  • メディアの一貫性をコントロールし、
  • ターゲットへの露出を最大化させればよい
ことになります。たとえば、最近話題のブランドの事例として花王のエコナがあります。このブランドのコンセプトは、
  • 生活習慣病を気にする中高年の
  • 少しでも体によいものを食べたい、できれば肥満や高コレステロールを予防したいというニーズに
  • 体内で中性脂肪に再合成されにくいジアシルグリセロールを主成分とする「体に脂肪がつきにくい」「コレステロールを下げる」食用油
です。さらに「厚生労働省許可 特定保健用食品」「日本人間ドック学会の推薦」といったワードがマス宣伝や商品パッケージを通じて消費者にわかりやすさと信頼のメッセージとして作用しています。
 「強いブランドをつくる」ためには、マーケティングコストの問題、社内の調整など多くの困難がつきまとうことが想定されますが、実はシンプルです。まずは、担当されているブランドについて、現状の問題が、コンセプトそのものにあるのか、伝え方にあるのか、両方にあるのか点検してみてください。






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