
2024年のシャンプーの販売数量は前年割れとなったが、販売金額は837億円余で前年比103.5%と堅調な数字となった(経済産業省「生産動態統計調査」)。単価上昇の流れがうかがえる数字となっている。
今回は、当社が任意に選んだシャンプー24ブランドについて、「知っている(認知)」、「3ヶ月以内に店頭などで見た(店頭接触)」、「3ヶ月以内に広告やSNSなどでの口コミを見た(広告接触)」、「買って使ったことがある(購入経験)」、「最近3ヶ月以内に買って使った(3ヶ月内購入)」、さらに「今後(も)使いたい(購入意向)」と「購入経験者における今後の購入意向(再購入意向)」という7項目について、インターネットモニターに対して行った調査結果をランキング形式でお届けする。
調査結果を見ると、前回(2024年11月版)にひきつづき、「ラックス(ユニリーバ)」が、再購入意向を除く6項目で首位を獲得した。前回同様、2位の「パンテーン(P&G)」との差は小さく、すべての項目で3ポイント以内という接戦だ。
3位以下をみると、「メリット(花王)」、「h&s (P&G)」、「いち髪(クラシエホームプロダクツ)」、「ダヴ(ユニリーバ)」、「エッセンシャルダメージケア(花王)」などの大手トイレタリーメーカーのログセラーブランドが並び、それらに立ち混じって「ボタニスト(I-ne)」や「YOLU(I-ne)」などの比較的新しいブランドもみられる。
再購入意向をみると、首位は「髪のゆがみを整える」をコンセプトにした「ディアボーテHIMAWARI(クラシエホームプロダクツ)」、2位は「夜間美容」を謳う「YOLU」、4位は「ボタニカル処方」の「ボタニスト」、8位は「ダイアン パーフェクトビューティ(ダイアン)」など高機能の個性派ブランドがベスト10内に並んだ。
シャンプー市場は、コロナ禍以降のセルフケア意識の高まりや、サロン代替になるような仕上がりを求めるコスパ、タイパ意識などから、より多機能、高機能化の流れがみられる。ユーザーニーズは、ハリ・コシや頭皮ケア、育毛など、多岐にわたり、それらに対応すべくさまざまなコンセプトのブランドが注目されている。物価高騰のなかで、高機能化の流れが続くのか、節約志向による二極化へ向かうのか。今後の推移が注目される。
- 注目ランキング
-
- 3ヶ月内購入
- パンテーン(P&G) 12.1
- ラックス(ユニリーバ) 10.1
- メリット(花王) 9.3
- 再購入意向
- ディアボーテHIMAWARI(クラシエホームプロダクツ) 85.0
- YOLU(I-ne) 84.7
- ラックス(ユニリーバ) 84.3
- ボタニスト(I-ne) 83.8
- 3ヶ月内購入
詳細データのダウンロード
クロス集計表 サンプルイメージ
調査概要
提示24ブランド
- h&s (P&G)
- パンテーン(P&G)
- ラックス(ユニリーバ)
- ダヴ(ユニリーバ)
- モッズヘア(ユニリーバ)
- エッセンシャルダメージケア(花王)
- MEMEME(花王)
- THE ANSWER(花王)
- メリット(花王)
- サクセス薬用シャンプー(花王)
- MEGAMIS(ライオン)
- TSUBAKI (ファイントゥデイ)
- いち髪(クラシエホームプロダクツ)
- ディアボーテHIMAWARI(クラシエホームプロダクツ)
- ジュレーム(コーセーコスメポート)
- サンスタートニックシャンプー(サンスター)
- スカルプD (アンファー)
- ダイアン パーフェクトビューティ(ダイアン)
- ボタニスト(I-ne)
- YOLU(I-ne)
- レヴール(ジャパンゲートウェイ)
- & ハニー モイストシャンプー(&honey)
- エイトザタラソ(ステラシード)
- ハニープラス(レイナチュラル)
調査設計
調査手法:インターネットリサーチ調査期間:2025年12月9日~12月10日
調査対象者:インターネットモニター 20歳~69歳 全国の男女個人
有効回収サンプル数:1,074サンプル
サンプル構成(%)


参照コンテンツ
おすすめ新着記事

成長市場を探せ クラフトウォッカがけん引 市場は4年連続2桁成長
国産ウォッカ市場が急拡大している。22年から4年連続で2桁成長、25年には1998年以降の最高を記録した。成長をけん引しているのはクラフトウォッカだ。シュリンクするアルコール市場のなかで、今後も成長が期待できるジャンルとみなされている。

消費者調査データ エナジードリンク 市場は混戦模様? 「ZONe」は「モンスターエナジー」を超えられるか
拡大するエナジードリンク市場。トップブランドの「モンスターエナジー」に、「ZONe」、「レッドブル」を交えて混戦模様が続いている。

成長市場を探せ 自己表現ツールとしてのフレグランス 浸透をAIも後押し?!
フレグランス市場の成長が止まらない。拡大のきっかけは、コロナ下での癒し需要だったが、今や自己表現としての側面が強いとみられている。特に若年層は、「推しのイメージや推しの好みの香り」や「自分だけの香り」を求め、様々な商品を試しているという。





![戦略家のための知的羅針盤[エム・ネクスト]product by 松田 久一](/img/mnext-sub-title.png)