
RTD市場はアップトレンドが続いている。2022年は、コロナ特需の反動で前年割れとなったが、23年から3年連続のプラスとみられている(サントリー他)。
今回は、当社が任意に選んだRTD24ブランドについて、「知っている(認知)」、「3ヶ月以内に店頭などで見た(店頭接触)」、「3ヶ月以内に広告やSNSなどでの口コミを見た(広告接触)」、「買って飲んだことがある(購入経験)」、「最近3ヶ月以内に買って飲んだ(3ヶ月内購入)」、さらに「今後(も)飲みたい(購入意向)」と「購入経験者における今後の購入意向(再購入意向)」という7項目について、インターネットモニターに対して行った調査結果をランキング形式でお届けする。
調査結果を見ると、前回(2025年3月版)では、キリンの「キリン 氷結(以下氷結)」が全項目でトップを獲得していたが、今回は「氷結」とサントリーの「ほろよい」が項目ごとに首位を分けた。「氷結」は、認知や3ヶ月内購入など4項目で首位、「ほろよい」は購入経験と購入意向で首位となった。しかし両者の差は概ね1ポイント以内で激しく競り合っている。
3位グループには、サントリーの「-196℃」や、アサヒビールの「贅沢搾り」、日本コカ・コーラの「檸檬堂」などが項目ごとに順位を入れ替えながら競り合っており、こちらも激戦だ。また、メーカー別では、サントリーが各項目とも上位5位内に2~3ブランドをランクインさせており、トップメーカーらしい強さをみせている。
再購入意向をみると、首位が「贅沢搾り」、2位が「サントリー角ハイボール」だが、上位4位までが65%以上、7位までが60%以上となっており、上位ブランドの固定ファンの強さが目立つ結果となった。また、調査では流通PBも提示しているが、上位はNBで占められている。
RTD市場はダウントレンドが続くアルコール市場のなかで、貴重な成長分野だ。なかでも注目は健康志向などを反映したアルコール度数3%以下のカテゴリーだ。「ほろよい」など低アルコール専門ブランドに加え、既存ブランドに低アルコールのアイテムやサブブランドを追加するなどの施策も目立つ。そのほかにも、缶に生のレモンスライスを封入する、果実でなく果皮を使うなど新機軸の商品も目を引く。激戦区であるだけでなく、エネルギー価格などの上昇など原材料価格の上昇、強まる消費者の節約志向など、厳しい環境にあるものの、それでも成長を続けるRTD市場の行方が注目される。
- 注目ランキング
-
- 3ヶ月内購入
- キリン 氷結(キリン) 17.3%
- ほろよい(サントリー) 16.3%
- -196℃ (サントリー) 10.3%
- 再購入意向
- 贅沢搾り(アサヒビール) 67.8%
- サントリー角ハイボール(サントリー) 67.0%
- キリン 氷結(キリン) 66.6%
- ほろよい(サントリー) 65.7%
- 3ヶ月内購入
詳細データのダウンロード
クロス集計表 サンプルイメージ
調査概要
提示24ブランド
- 贅沢搾り(アサヒビール)
- アサヒ GINON(アサヒビール)
- 未来のレモンサワー(アサヒビール)
- カルピスサワー(アサヒビール)
- アサヒ Slat(アサヒビール)
- キリン 氷結(キリン)
- 麒麟 特製(キリン)
- キリン 本搾りチューハイ(キリン)
- KIRIN Premium ジンソーダ 杜の香
- -196℃ (サントリー)
- 翠ジンソーダ缶(サントリー)
- ほろよい(サントリー)
- /サントリー角ハイボール(サントリー)
- サントリーこだわり酒場(サントリー)
- 濃いめのレモンサワー(サッポロビール)
- サッポロ ニッポンのシン・レモンサワー(サッポロビール)
- 檸檬堂(日本コカ・コーラ)
- ジャックダニエル&コカ・コーラ(日本コカ・コーラ)
- タカラcan チューハイ(宝酒造)
- ウメッシュ(チョーヤ梅酒)
- さらりとした梅酒(チョーヤ梅酒)
- トップバリュのチューハイ/ハイボール(イオン)
- セブンプレミアムのチューハイ/ハイボール(セブン&アイ)
- みなさまのお墨付きチューハイ/ハイボール(西友)
調査設計
調査手法:インターネットリサーチ調査期間:2026年3月28日~3月30日
調査対象者:インターネットモニター 20歳~69歳 全国の男女個人
有効回収サンプル数:1,383サンプル
サンプル構成(%)


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