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私どもは、1958年創業の日本マーケティング研究所グループの会社として1991年に設立されました。「成長なき90年代」とともに歩んできましたが、クライアントの皆様のおかげでジグザグながらも持続的成長を達成してきました。その原動力は、私ども社員の「人間的成長」です。今後もひとりひとりの人間としての成長を通じて、クライアントのみなさんにより高度の情報サービスを提供し、21世紀のより価値ある社会の創造に貢献していきたいと考えています。社会への貢献と人間的成長を求めるみなさんの応募を歓迎します。 私どもが目指そうとしている会社は、単なるリサーチ、マーケティング、経営コンサルティング、シンクタンク等のスペシャリスト機関ではありません。「インテリジェンス」のある情報サービスが提供できる会社になりたいと思っています。インテリジェンスとは、知識の総合性と歴史的知恵ということです。グローバルスタンダードが叫ばれるなかで、21世紀の日本と日本人に必要なのはスペシャリストの専門的知識だけではありません。過剰で偏頗な情報が溢れるなかで、高度な経営の意思決定に求められているのは総合的知識と歴史的知恵だと考えています。21世紀に創造すべき消費スタイル、生活様式や文明はどのようなものなのか、あるいはどのようなものにすべきか、を模索し、提案していきたいと望んでいます。 小さい会社ですが、費用構造から考えて潰れる会社ではありませんし、大きな会社の下請けでもありません。大きな会社や組織と対等にパートナーシップを結んで、よりよい社会の創造に貢献したいと願っている独立系の産業系民間研究機関です。 私どもが求める人材は、批判的精神に溢れ、知的好奇心に満ち、精神的自立を求めて止まない人々です。 正直なところから当社での仕事を説明していきましょう。当社で働くメリットは三つあると思います。 ひとつは、仕事が面白いことです。主に、消費財メーカーをクライアントにマーケティングや営業などの課題を相談頂き主にリサーチを通じて解決策を提案し対価を頂いています。年間、約300テーマを扱っています。ひとり月1本以上の報告書や提案書を書いている計算になります。テーマがふだん利用している商品やサービスの問題なので面白くないはずがありません。同じものを買い手として見るのと売り手として見るのとの差異が、まるで舞台の表と裏を比較しているようで、常に新鮮です。 二つめは、視野が広がることです。ひとつの会社に入って一所懸命に頑張るとどうしても視野が専門的になり狭くなります。また、その事自体がその会社固有の価値を創造する源泉となります。他方で、買い手である消費者は生活をしています。生活は巾が広いものです。約20万もの商品サービスの種類を利用して私たちの現代生活は成り立っています。私ども外部の機関の強みは、たくさんのクライアントのみなさんの問題を相談されますので、マーケティングの専門家でありながら常に広い視野で世の中を見ることが要請されます。世界や社会への広い視野が必要とされますので、当然、視野は広くなります。 三つめは、少々、給料がいいことかもしれません。実際のデータでは、28歳モデル平均年収が664万円となっています。この種の業界平均が600万円前後と推定されます。生涯年収では、少なくとも約1,500万円程度多く稼げる可能性を持っています。実力がつき生産性が上がればもっと稼げる可能性を持っていることでしょう。仕事の面白さ、働きやすさ、仕事の選択にはたくさんの要素がありますが、やはり、もっとも重要な条件は給料でしょう。 いいことばかりではありません。もちろん、ディメリットもありますし、辞めていく人もいます。ディメリットを挙げればやはり三つでしょう。当社の仕事の大きな成長の壁です。 ひとつは、仕事が細かく難しいことでしょう。クライアントのみなさんに情報を提供して対価を頂戴します。データを扱いますのでまずは着実な分析能力と統計を扱う能力が必要です。また、現場は真剣勝負です。使い物にならないものにお金を払う人はいません。大学院で教えているような一般的な専門情報をクライアントに持っていっても役立ちませんし、専門的な知識なしでただ面白いだけでも仕方がありません。科学的な批判に耐え得る情報のもとで、専門的知識と常識的議論が融合されて、多くの人々を動かす報告や提案が可能となります。 二つめは、絶えざる自己投資、つまり、勉強をする姿勢とスタイルが要求されるということです。クライアントの役に立ち、喜んで貰える企画書、報告書や提案書を書き、プレゼンテーションをするには目標品質に限度がありません。作業に追われながら自分で自分の知識のグレードアップを図り、実践のなかで役立てていくスタイルが形成できなければ一人前になれません。しかも、自分の生活がきちんとできなければ生活者失格です。目線が常に生活者にあり、知識を上昇させていくには、受験や資格取得のための一夜漬け勉強ではなく常に勉強するスタイルが形成されていなければなりません。これも、他業界や他社では要求されない案外難しいことです。 三つめは、チームや組織のマネジメント力が必要だということです。個人の独創性や創造力が要求される仕事ですが、大きな問題に取り組むためにはより大きなプロジェクトや他者との協力関係が必要です。個人の独創性や創造性以上に難しいのが、チームや組織をリードする仕事です。最近の優秀な人達はリーダーになることを嫌います。それはリーダーが損ばかりして、皆の尊敬を得られないメリットのない仕事だからでしょう。しかし、リーダーのいない組織はありません。組織があってひとりでは守れない外敵から身を守ることができます。従って、サル、ゴリラ、チンパンジーなどの類人猿社会にもリーダーが存在し組織があります。チームや組織とどううまく付き合っていけるかが三つめの壁です。人間は、そもそも「組織・内・存在」なのですが、自閉的で他者との関係をうまく形成できない人が多いようです。 仕事の面白さ、視野の広さ、給与条件のよさはメリットです。他方で、仕事の難しさ、絶えざる自己投資、チームとマネジメント能力は、ある意味でディメリットであり、成長の壁です。このメリットとディメリットをどう評価するかは、みなさん、ひとりひとりの価値判断に依存するでしょう。当社の生産性は社員という人的資産に依存しています。当社の投資も大半は社員への人的投資です。社員の人間的成長が会社の経済的成長の源泉です。 従って、会社も自らも共に投資できる優秀な方々の応募を希望します。優秀な方々に入社頂ければ、共に、人的投資を行い、よりよい仕事及び給与条件が得られ、当社も成長できるはずです。この十年の成長はまさに社員とともに成長した期間でしたし、今後の十年もそうありたいと思います。我々の成長とはまさによりよき社会への貢献だと信じています。優秀な方々に是非応募頂けるようにお願いします。 採用したい人材は、優秀で仕事ができ、自己投資ができ、将来はリーダーになりたい人です。特に、評価したい能力として、大学院修士課程以上の専門的知識、統計分析のできる数学的能力(線形代数及び微分方程式の初歩まで)、英語能力(TOEIC900点以上)、プレゼンテーション能力(人前で論理的に喋れる)、常識的な生活感覚などがあげられます。 毎年、多くの方々から5名前後を採用させて頂いております。採用後の人事教育方針は、あらゆるクライアントの高度な問題に対応できるようなリーダーに育成すべく共に教育投資を行い、本人のやる気がある限り辞めさせない、という事です。「Up-or-out」政策は採っていません。 ある人材コンサルタントによれば、「できる人材」は初めから決まっており、会社で社員を育てるのは無駄であり、約2~3%の優秀な学生を主体的に採用することが人事戦略の成功の鍵だと言われています。これは長年の採用活動の結果としてのひとつの原則であることは間違いありません。しかし、会社と個人の共同的な教育投資によって、他社にはない人的資本を持った人材を育成できることもまた経験的な原則です。経験から言えば、優秀な人材は、学歴でもやる気でも、まして、知能指数でも家柄でもありません。当社の持つ文化との相性のようなものかもしれません。理想的には、大企業や官公庁では、多様な意味において、器が合わなくて採用できないような人材だと思います。 採用事務の都合上、提出書類の多さ、筆記試験、面接の多さなど大変ご面倒をおかけしますがお許し下さい。私ども会社は、人材が人財であり、リスキーな人材に資産投資をしている会社です。当社の長期的な収益性を決定する最大の鍵です。従って、採用は重要なコストであり、大きな投資でもありますので、どうかご容赦下さい。 最後に、21世紀の初頭に、当社の将来の成長を担って頂けるみなさんとの新しい出会いを祈念します。どうかよろしくご応募下さい。 |
