半歩先を読む日本最大級のマーケティングサイト J-marketing.net

(2007.11)
携帯電話(2007年版)
苦しむ巨人、ドコモの反撃はあるか?
 詳細データ(単純集計表・クロス集計表)(LZH形式・有料会員サービス)
キャリア各社の契約者数
 携帯電話のナンバーポータビリティ制度導入から1年が経過し、NTTドコモ(以下ドコモ)の「ひとり負け」が報じられるなか、携帯キャリア各社はさまざまな料金プランや多彩な新機能を搭載した多数の機種などでユーザーを惹きつけようと激しい競争を繰り広げています。
 今回は、2007年10月段階で発売中の携帯電話を中心に、45機種・シリーズについて、当社のインターネットモニターに行った調査結果をランキング形式でお届けします。

 今回のランキングでも、前回に引き続き、ドコモのハイエンド機種である90X(904i、903i)シリーズの人気は高い。調査時の最新機種である904iは、「知っている」「三ヶ月以内に話題にした」「今後(も)利用したい」の3項目で首位となり、特に「三ヶ月以内に話題にした」「今後(も)利用したい」では、他機種に2倍以上の差をつけての独走、シェアトップの意地を見せた。
 10月の契約者純増でトップとなったソフトバンクモバイルでは、シャープのAQUOSケータイ「912SH」がリーディング機種になっており、ワンセグ人気を裏付けている。
 auでは、2007年春モデルのW51シリーズを「現在持っている」人が多いが、「話題にした」「今後(も)買いたい」では、夏以降のモデルであるW54シリーズが人気を集めている。
 また、今回のランキングでは、2008年1月に予定されているドコモのPHSサービス終了後は国内唯一のPHS音声サービス事業者になる見込みであるWILLCOMが、独自の存在感を見せた。同社は、「PHS同士の音声通話無料」や、スマートフォン「W-ZERO3」シリーズなど独自のサービス、端末を提供しており、ベースは少ないながら「三ヶ月以内に話題にしたことのある人ベース 今後(も)利用したい」で、ドコモの904iシリーズに10ポイント近い差を付けて首位となった。

 ドコモは、契約者の純増数ではau、ソフトバンクに大きく水をあけられているとはいえ、累積シェアではいまだ5割を超える業界の巨人であり、今秋以降の新製品でもワンセグチューナー搭載や、高速データ通信対応などの機能を訴求した機種を幅広く揃えて、ユーザー流出に歯止めをかけることを狙っている。
 しかし、「三ヶ月以内に話題にしたことのある人ベース 今後(も)利用したい」でWILLCOMに首位を譲ったことからも見てとれるように、その話題性やインパクトは必ずしも強いとはいえない。2007年春、「さて、そろそろ反撃してもいいですか?」のコピーのもと、通常の広告料の3倍をかけて展開した「DoCoMo2.0」キャンペーンも巻き返しの起爆剤とはなりえなかった巨人ドコモの、次の一手が注目される。

 本コンテンツのグラフは無料会員サービス、詳細データは有料会員サービスでのご提供となっております。
 以降の閲覧には会員サービスへのご登録が必要です。

会員サービスのご案内についてはこちらをご覧ください。
会員の方は、下記をクリックしてグラフ・詳細データをご利用ください。








【提示45機種・シリーズ】
  • FOMA 904iシリーズ
  • FOMA 903iシリーズ
  • FOMA 704iシリーズ
  • FOMA 703iシリーズ
  • その他のFOMA
  • 506iシリーズ(mova)
  • その他のmova
  • W54シリーズ(WIN)
  • W53シリーズ(WIN)
  • W52シリーズ(WIN)
  • W51シリーズ(WIN)
  • W44シリーズ(WIN)
  • その他のWIN
  • A5527SA
  • A5526K
  • A5523T
  • A5518SA
  • A5514SA
  • その他のau(WIN除く)
  • 707SCII(3G)
  • 805SC(3G)
  • 810P(3G)
  • 812SH s(3G)
  • 813SH(3G)
  • 814SH(3G)
  • 814T(3G)
  • 815SH(3G)
  • 815T(3G)
  • 816SH(3G)
  • 912SH(3G)
  • 912T(3G)
  • 913SH(3G)
  • その他の3G
  • 201SH(6-2 Series)
  • 304T(6-2 Series)
  • 403SH(6-2 Series)
  • 502T(6-2 Series)
  • X01HT(X Series)
  • X02HT(X Series)
  • X01T(X Series)
  • その他のソフトバンク(3G除く)
  • WILLCOM(旧DDIポケット)
  • NTTドコモPHS
  • その他携帯電話
  • その他PHS

サンプル構成(%)
【調査設計】
調査手法:インターネットリサーチ
調査期間:2007年10月11日~13日
調査対象者:当社インターネットモニター 20~49歳
        全国 男女個人
有効回収サンプル数:630サンプル


新着記事

2023.12.05

「食と生活」のマンスリー・ニュースレター 成長するコーヒー市場 6つの形態が店頭に共存するワケとは?

2023.12.04

23年11月の「乗用車販売台数」は15ヶ月連続のプラス

2023.11.30

月例消費レポート 2023年11月号 消費は足踏み状態が長引きつつある-年末・年始の活況を契機としたマインド改善が消費復調への足がかりに

2023.11.30

23年10月の「ファーストフード売上高」は32ヶ月連続のプラスに

2023.11.30

23年10月の「ファミリーレストラン売上高」は20ヶ月連続プラス

2023.11.29

企業活動分析 日産自動車株式会社 23年3月期決算は円安追い風で増収増益に

2023.11.28

消費からみた景気指標 23年9月は9項目がプラスに

2023.11.27

23年10月の「全国百貨店売上高」は20ヶ月連続のプラス、インバウンドや高額商品好調

2023.11.27

23年10月の「チェーンストア売上高」は既存店で8ヶ月連続のプラス、食料品が好調

週間アクセスランキング

1位 2023.11.15

「食と生活」のマンスリー・ニュースレター 食卓に浸透する市販の惣菜 4割弱が週1回以上惣菜を購入

2位 2022.03.11

女性が生み出す6.9兆円の市場―アフタヌーンティーは都心高級ホテルを救えるのか 第1回

3位 2008.07.24

戦略ケース カルフールは何故失敗したのか?

4位 2016.03.16

【マーケティングFAQ】どうすればブランド力を強化できるか

5位 2019.09.10

戦略ケース プラットフォームビジネスで急拡大するウーバーイーツ

パブリシティ

2023.10.23

週刊トラベルジャーナル2023年10月23日号に、当社代表取締役社長 松田の執筆記事「ラーケーションへの視点 旅の価値問い直す大事な切り口」が掲載されました。

2023.08.07

日経MJ「CM裏表」に、当社代表取締役社長 松田の執筆記事が掲載されました。サントリー ザ・プレミアム・モルツ「すず登場」篇をとりあげています。

ENGLISH ARTICLES

2023.04.17

More than 40% of convenience store customers purchase desserts. Stores trying to entice shoppers to buy desserts while they're shopping.

2023.02.22

40% of men in their 20s are interested in skincare! Men's beauty expanding with awareness approaching that of women

2022.11.14

Frozen Foods' Benefits Are Expanding, and Child-raising Women Are Driving Demand

2022.09.12

The Penetration of Premium Beer, and a Polarization of the Growing Beer Market

2022.06.20

6.9 Trillion Yen Market Created By Women― Will Afternoon Tea save the luxury hotels in the Tokyo Metropolitan Area