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(2007.6)
日焼け止め(2007年版)
 独走アネッサに迫るのは、オルビスかソフィーナか
 詳細データ(単純集計表・クロス集計表)(LZH形式・有料会員サービス)
 化粧品市場はここ数年、全体としては横ばいでの推移が続いていますが、日焼け止めは夏の猛暑や紫外線の悪影響への認識の高まりなどを追い風に、市場規模が拡大しています。今年も、夏場の需要の最盛期を控え、各社ともさまざまな商品を投入しています。
 今回は、日焼け止め25ブランドについて、当社のインターネットモニターに行った調査結果を、ランキング形式でお届けします。

 今回のランキングでは、資生堂の「アネッサ」が「知っている」「使ったことがある」「現在使っている」「今後(も)使いたい」の4項目で首位となった。特に「知っている」「使ったことがある」では2位以下のブランドに10ポイント以上、「今後(も)使いたい」でも約9ポイントの差をつけ、日焼け止め専用ブランドとしてシェアトップの強さを示した。
 では、王者「アネッサ」に迫り得るのはどのブランドだろうか。使用者の満足度をみる指標として「使ったことがある人ベース、今後も使いたい」ランキングをみてみよう。第1位が「オルビス」、2位が「ソフィーナ・ライズ」、3位が「UVホワイト」で、上位3位は化粧品総合ブランドの日焼け止めアイテムが独占している。
 「オルビス」は、「知っている」では11位に留まっているが、1,000円前後の手頃な価格設定で、「現在使っている」「今後(も)使いたい」でそれぞれ3位と健闘が光る。 「ソフィーナ・ライズ」は3,000円を超える高価格帯の商品で、「知っている」で17位、「使っている」でも11位だが、満足度は高く、「知る人ぞ知る」商品という位置づけであると考えられる。
 2007年のトレンドとして資生堂、花王などの化粧品大手各社は、紫外線防止効果に加えて、美白、保湿などより化粧品に近い機能を打ち出した製品を訴求しているが、このトレンドに乗ってオルビス、ライズがアネッサに迫れるか。
 2007年の夏も猛暑が予想されているが、日焼け止め市場はそれにもまして熱くなりそうだ。



【提示25ブランド】
  • メンソレータムの日焼け止め
  • コパトーン(Coppertone)
  • キスミー サンキラー
  • オルビスの日焼け止め
  • ファンケルの日焼け止め
  • DHCの日焼け止め
  • 化粧惑星の日焼け止め
  • アネッサ(ANESSA)(資生堂)
  • UVホワイトの日焼け止め(資生堂)
  • アクアレーベルの日焼け止め(資生堂)
  • エリクシールの日焼け止め(資生堂)
  • dプログラムの日焼け止め(資生堂)
  • デリエの日焼け止め(資生堂)
  • ビオレの日焼け止め(花王)
  • ニベアの日焼け止め(花王)
  • ソフィーナ HADA・KA の日焼け止め(花王)
  • ソフィーナ ベリーベリーの日焼け止め(花王)
  • ソフィーナ ライズ の日焼け止め(花王)
  • ソフィーナ バイタルリッチ の日焼け止め(花王)
  • ソフィーナ グレイスソフィーナ の日焼け止め(花王)
  • ソフィーナ パーフェクトUV(花王)
  • アリー(ALLIE)(カネボウ)
  • サンプロガード(クラシエ)
  • リゾア(RESOA)(コーセー)
  • ファシオ(Fasio)の日焼け止め(コーセーコスメニエンス)
* カネボウホームプロダクツは2007年6月1日、クラシエに社名変更を行ったため、本コンテンツでは「クラシエ」の表記に統一しています(カネボウ化粧品の商品を除く)。なお、調査は5月に行ったため、調査票の表記は「カネボウ」となっています。

サンプル構成(%)
【調査設計】
調査手法:インターネットリサーチ
調査期間:2007年6月6日~9日
調査対象者:当社インターネットモニター
        20~49歳
        全国 女性個人
有効回収サンプル数:318サンプル

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