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公開日:2019年01月11日


消費者調査データ No.284
ノンアルコール飲料(2019年1月版)
オールフリーとドライゼロがリード、トクホや透明タイプにも注目



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 ビールテイスト飲料を含むノンアルコール飲料が好調だ。ダウントレンドにあるビール系とは対照的に、2017年は対前年比105%、2018年も同102%程度の伸びが予想されている(サントリー推計)。

 今回は、当社が任意に選んだノンアルコール飲料28ブランドについて、「知っている(認知率)」、「買って飲んだことがある(購入経験率)」、最近3ヶ月以内における「広告・記事(を見たことがある)」「店頭など(で見たことがある)での接触状況(3ヶ月内店頭接触)」、「3ヶ月以内に買って飲んだ(3ヶ月以内購入)」、さらに「今後(も)買いたいと思う」(今後購入意向)と「購入経験者における今後の購入意向(再購入意向)」という7項目について、インターネットモニターに対して行った調査結果をランキング形式でお届けする。

 今回のランキングでは、前回(2016年11月版)と同様、いずれもビールテイストのサントリーの「オールフリー」が、アサヒビールの「ドライゼロ」と接戦の末、7項目中6項目で首位を獲得した。しかし、2位の「ドライゼロ」との差はすべて5ポイント以内と小さく、接戦である。

 3位にはRTDテイストの「のんある気分(サントリー)」や「酔わないウメッシュ(チョーヤ梅酒)」などがランクインした。前回(2016年11月版)3位となった「キリンフリー(キリンビール)」は、後継の「キリン零ICHI」が、5位内にランクインした。

 また、ユーザーのロイヤリティの指標である再購入意向では、それぞれ母数は少ないながら、機能性表示食品の「スタイルバランス(アサヒビール)」、トクホの「アサヒ ヘルシースタイル(アサヒビール)」、透明タイプの「オールフリー オールタイム(サントリー)」といった特徴のある商品が上位にランクインした。

 ノンアルコール飲料は、市場規模では8割強をビールテイストが占めているが、カクテルテイストや梅酒テイストなどRTDテイストの成長が目立つ。そのRTDテイスト飲料では、メーカー各社は、矢継ぎ早なフレーバーの入れ替えでユーザー層を固める一方、主力のビールテイスト飲料では、大規模サンプリング、カクテルレシピなどの飲み方提案でユーザー層の拡大や飲用シーン開拓を目指す。透明タイプや強炭酸などソフトドリンクのトレンドを取り入れた商品の発売や、トクホなども含め、施策は多彩だ。現状はアサヒビールがシェアトップだが、次のヒット商品がどこから生まれてくるか注目される。

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【提示28ブランド】
  • アサヒ ドライゼロ(アサヒビール)
  • アサヒ ドライゼロ フリー(アサヒビール)
  • アサヒ ヘルシースタイル(アサヒビール)
  • オールフリー(サントリー)
  • オールフリー オールタイム(サントリー)
  • キリン零ICHI(ゼロイチ)(キリンビール)
  • キリンパーフェクトフリー(キリンビール)
  • サッポロ 麦のくつろぎ(サッポロビール)
  • SAPPORO + (サッポロプラス)(サッポロビール)
  • プレミアムアルコールフリー(サッポロビール)
  • ホッピー(ホッピービバレッジ)
  • 龍馬1865(日本ビール)
  • ヘルシアモルトスタイル(花王)
  • バーリアル3つのフリー(イオン)
  • のんある気分(サントリー)
  • ゼロカク(アサヒビール)
  • スタイルバランス(アサヒビール)
  • ゼロハイ氷零(キリンビール)
  • チューハイテイスト(サンガリア)
  • ヴィンテンス(ネオブュル)
  • デュク・ドゥ・モンターニュ(ネオブュル)
  • 小鶴ZERO(小正醸造)
  • 零の雫(福光屋)
  • 月桂冠フリー(月桂冠)
  • 酔わないウメッシュ(チョーヤ梅酒)
  • まるで梅酒なノンアルコール(サントリー)
  • ハイボールテイスト(サンガリア)
  • すこぶるハイボールなノンアルコール(徳岡)


【調査設計】
調査手法:インターネットリサーチ
調査期間:2018年11月8日~13日
調査対象者:当社インターネットモニター 20歳~69歳
        全国の男女個人
有効回収サンプル数:1,027サンプル
サンプル構成(%)



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