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(2003.10)
低アルコール飲料 
-健康志向新ブランドで一人好調の本生アクアブルー
 
 詳細データ(単純集計表・クロス集計表)(LZH形式・有料会員サービス)
 今年の夏は冷夏のためにビール・発泡酒を飲む機会が例年より少なく、物足りなさを感じながら秋を迎えた人も多いことでしょう。各社は夏場の最需要期に新アイテムを投入しましたが、6月~8月の出荷量は前年同期比11%減(ビール酒造組合発表)となり市場を活性化させるには至りませんでした。しかし9月には出荷が5ヶ月ぶりに前年比増加となり、ビール・発泡酒に復調の兆しが見えてきました。
 今回は、ビール・発泡酒、チューハイ・サワーといった低アルコール飲料について、当社のインターネットモニターに行った調査結果をランキング形式でお届けします。

 今回のランキングではアサヒ・スーパードライ(以下スーパードライ)が認知率、飲用経験、1ヶ月以内購入経験、最頻飲用、飲用意向、1ヶ月以内購入経験者ベース今後意向の六つのランキングで1位となり、前回にも増して(03年3月実施、五部門で1位)、圧倒的な強さをみせた。内容を比べてみても、1ヶ月以内購入では6ポイント(30%→36%)、最頻飲用では3ポイント(12%→15%)アップを果たした。
 各ランキングからは、アサヒビール(以下アサヒ)とキリンビール(以下キリン)のブランド競合が見てとれる。ここで注目したいのは、両社がそれぞれの定番発泡酒ブランド、「麒麟淡麗」、「アサヒ・本生」のサブブランドとして発売した「淡麗グリーンラベル」(以下グリーンラベル)と「アサヒ・本生アクアブルー」(以下アクアブルー)である。認知率ではグリーンラベルが上回っているものの、五つのランキングでアクアブルーの方が上位となっている。今年7月発売という目新しさもあるだろうが1ヶ月以内購入では22%で3位、飲用経験ベースの今後意向では41%で5位となり、20位のグリーンラベルに10ポイント以上も差をつけている。
 ビール・発泡酒以外では、キリンの「キリンチューハイ氷結」が強く、飲用経験ベースの今後意向では55%で1位、全てのランキングで上位10位以内に入っている。
 昨今の低アルコール市場の特徴は、上記のアクアブルーをはじめ、各社が「健康志向」「機能性」を訴求したアイテムを発売していることである。(アサヒ「アクアブルー」(糖質オフ、海洋エキス使用)、キリン「グリーンラベル」(糖質オフ、酵母エキス使用)・「淡麗アルファ」(プリン体カット)、サッポロビール「北海道生搾りハーフ&ハーブ」(カロリーオフ)・「北海道生搾りファイバー」(食物繊維入り)、サントリー「カロリ。」(カロリーオフ))
 しかし、今回のランキングを見ても分かるように、上位に入っているのはいわゆる定番ブランドである。アクアブルーが健闘しているのは、「健康志向」「機能性」という面よりも、本ブランド「本生」が市場に浸透していることを前提とした上で「ブルーの本生」(本生の缶の赤色に対して)、「本生の新製品」としてアピールしたことが消費者に受け入れられた結果ではないか。この秋は各社が秋限定アイテムなどで今までの落ち込みの盛り返しをはかっている。熱い戦いに注目したい。


サンプル構成(%)
男女別年代比率(%)
【調査設計】
調査手法:インターネットリサーチ
調査期間:2003年9月18日~19日
調査対象者:当社インターネットモニター 20~49歳
        全国の男女個人
有効回収サンプル数:635サンプル

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