半歩先を読む日本最大級のマーケティングサイト J-marketing.net

(2006.03)
ビール・発泡酒・第三のビール

スーパードライの強さ健在も発泡酒と第三のビールでキリンが優勢
 
 詳細データ(単純集計表・クロス集計表)(LZH形式・有料会員サービス)
 2006年1月のビール系飲料(ビール・発泡酒・第三のビール)出荷量シェアで、これまでキリンビール(以下、キリン)が約38%のシェアを獲得し、アサヒビール(以下、アサヒ)の37.7%を僅かながら上回り、首位を奪回しました。両社のシェア逆転は約3年ぶりです。ビール市場は総需要の低迷や低価格を売り物にした発泡酒や第三のビールの構成比が高まるなど、その構造が大きく変わってきています。
 今回は、ビール・発泡酒・第三のビール25ブランドについて、当社のインターネットモニターに行った調査結果を、ランキング形式でお届けします。

 まず全体についてみると、今回のランキングでは前回(2004年4月)に引き続き、「アサヒ・スーパードライ」が「自宅で飲んだことがある(飲用経験)」「3ヶ月以内に自宅で飲んだことがある(直近飲用)」「今後(も)自宅で飲みたい(以下、今後意向)」「3ヶ月以内に自宅で飲んだことがある人ベース今後意向」の四つのランキングで1位となり、ロングセラーのトップブランドの強さを示した。また発泡酒に限ってみると、「キリン・淡麗<生>」が全ランキングで1位であった。
 第三のビールについてみると、「キリン・のどごし<生>」と「サッポロ・ドラフトワン」が全ランキングで1、2位を占めた。「のどごし<生>」の方が「ドラフトワン」よりも今後意向率が高くなるなど、後発の「のどごし<生>」は、第三のビール市場の拡大を牽引してきた「ドラフトワン」に代わるトップブランドの地位を固めつつあるといえる。また「のどごし<生>」と同時期(2005年4月)に発売された「アサヒ・新生」は、その後9月に「新生3」へとリニューアルしたものの、トップ2ブランドと比較すると大きく水を開けられた。

 今回のランキングは、「スーパードライ」の人気は依然として高いものの、市場縮小における低価格シフトとシェア争奪戦が激化する中で、アサヒはキリンとのシェアの差を縮められていることを如実に表す結果となった。キリンは、ビールでは「ラガー」と「一番搾り」の2ブランドで「スーパードライ」に対抗する一方、発泡酒ではトップブランドの「淡麗」にプレミアム性を訴求した新商品「円熟」、第三のビールでも「のどごし」をトップブランドに育成することで、「スーパードライ包囲網」を敷こうとしている。「ローアルコール・ビバレッジ市場(缶チューハイの「氷結」を含め)でNo.1になる」と戦略転換したキリンと「スーパードライ依存」から抜けきれないアサヒという構図が浮き彫りとなったといえる。


サンプル構成(%)
【調査設計】
調査手法:インターネットリサーチ
調査期間:
 2006年3月1日~2日
調査対象者:
 当社インターネットモニター
 20~82歳 全国の男女個人
有効回収サンプル数:909サンプル

 本コンテンツのグラフは無料会員サービス、詳細データは有料会員サービスでのご提供となっております。
 以降の閲覧には会員サービスへのご登録が必要です。

会員サービスのご案内についてはこちらをご覧ください。
会員の方は、下記をクリックしてグラフ・詳細データをご利用ください。





新着記事

2026.01.08

25年12月の「乗用車販売台数」は6ヶ月連続のマイナス

2026.01.07

25年11月の「新設住宅着工戸数」は再びマイナスに

2026.01.06

企業活動分析 任天堂の25年3月期は、Switch末期で減収減益も、6月発売のSwitch2発売好調で反転の布石に

2025.12.26

消費者調査データ レトルトカレー(2025年12月版) 首位「咖喱屋カレー」、再購入意向上位はソースタイプやPBが

2025.12.26

25年11月の「チェーンストア売上高」は既存店で9ヶ月連続のプラス

2025.12.26

25年11月の「全国百貨店売上高」は4ヶ月連続のプラス

2025.12.26

25年11月の「ファミリーレストラン売上高」は45ヶ月連続プラス

2025.11.28

25年11月の「ファーストフード売上高」は57ヶ月連続のプラスに

2025.12.25

提言論文 共働きの大勢化が変える生活の現実

2025.12.25

月例消費レポート 2025年12月号 強まる消費回復の動き - 実質収入の持続的上昇に向けた成長戦略の実施が急務

2025.12.24

提言論文 価値スタイルが形づくる消費

2025.12.24

25年10月の「広告売上高」は、再びマイナスに

2025.12.23

25年11月の「コンビニエンスストア売上高」は9ヶ月連続のプラスに

週間アクセスランキング

1位 2019.02.04

MNEXT 眼のつけどころ 巨大融合メディアへの戦略的対応―情報チャネルの再設計の提案

2位 2022.01.28

MNEXT 眼のつけどころ ePOPで成熟ブランドのリブランディング― 2022年春の提案

3位 2024.06.21

消費者調査データ ビール系飲料(2024年6月版) 首位「スーパードライ」、キリンの新ビール「晴れ風」にも注目

4位 2022.11.29

MNEXT 2023年の消費と戦略経営~マーケティングの6つの革新~

5位 2019.04.16

MNEXT 眼のつけどころ 次の時代のマーケティング戦略を考える (1)GAFA、増税、キャッシュレスなどへの対応

ENGLISH ARTICLES

2023.04.17

More than 40% of convenience store customers purchase desserts. Stores trying to entice shoppers to buy desserts while they're shopping.

2023.02.22

40% of men in their 20s are interested in skincare! Men's beauty expanding with awareness approaching that of women

2022.11.14

Frozen Foods' Benefits Are Expanding, and Child-raising Women Are Driving Demand

2022.09.12

The Penetration of Premium Beer, and a Polarization of the Growing Beer Market

2022.06.20

6.9 Trillion Yen Market Created By Women― Will Afternoon Tea save the luxury hotels in the Tokyo Metropolitan Area