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消費者調査データ No.258
無糖茶(2017年11月版)
お~いお茶、伊右衛門の2強を追撃する綾鷹


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 茶飲料の市場は、6年連続で伸長(全国清涼飲料工業会)、なかでも、無糖茶はそのけん引役を果たしています。

 今回は、当社が任意に選んだ無糖茶飲料28ブランドについて、「知っている(認知率)」、「買って飲んだことがある(購入経験率)」、最近3ヶ月以内における「広告・記事(を見たことがある)」「店頭など(で見たことがある)」での接触状況(3ヶ月内店頭接触)、「3ヶ月以内に買って飲んだ」(3ヶ月以内購入)、さらに「今後(も)買いたいと思う」(今後購入意向)と「購入経験者における今後の購入意向(再購入意向)」という7項目について、インターネットモニターに対して行った調査結果をランキング形式でお届けします。

 今回の調査でも、前回(2016年7月版)と同様、伊藤園の「お~いお茶」が複数の項目で首位を獲得、2位にサントリーの「伊右衛門」が続く結果となった。「お~いお茶」は、7項目認知、店頭接触、購入経験、3ヶ月内購入、今後意向の5項目で首位を獲得した。しかし、前回と比べると、2位の「伊右衛門」との差は、3ヶ月内購入で8.9ポイントから4.3ポイント差に、今後の購入意向は7.7ポイントから1.6ポイント差に縮小した。

 3位以下には、前回(2016年7月版)は、日本コカ・コーラの「綾鷹」、キリンの「生茶」、アサヒ飲料の「アサヒ十六茶」が競っていたが、今回は「綾鷹」が、再購入意向で1位となったほか、ロイヤリティ層の育成に強みをみせ、3ヶ月内購入など4項目で3位となり、団子レースから1歩抜け出した。

 茶飲料は、海外での抹茶ブームの影響や、緑茶を使ったスイーツ、ほうじ茶ラテをはじめとしたほうじ茶飲料の好調などにより、注目を集めている。メーカー各社も、「生茶」は2016年春にリニューアル、「伊右衛門」、「綾鷹」も今年3月にリニューアルするなど、注力を強めている。成長市場での各ブランドの競争は今後も激化しそうだ。


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【提示28ブランド】
  • アサヒ十六茶(アサヒ飲料)
  • なだ万監修日本茶(アサヒ飲料)
  • キリン生茶(キリン)
  • お~いお茶(伊藤園)
  • 伊右衛門(サントリー)
  • 綾鷹(日本コカ・コーラ)
  • 朝の茶事(JR東日本ウォータービジネス)
  • ヘルシア緑茶(花王)
  • 玉露入りお茶(ポッカサッポロフード&ビバレッジ)
  • セブンプレミアム緑茶(セブン&アイ)
  • トップバリュグリーンアイ玉露入り緑茶(イオン)
  • ファミリーマートコレクション緑茶(ファミリーマート)
  • ローソンセレクト緑茶(ローソン)
  • みなさまのお墨付き国産緑茶(西友)
  • アサヒ六条麦茶(アサヒ飲料)
  • アサヒ一級茶葉烏龍茶(アサヒ飲料)
  • 午後の紅茶おいしいジャスミン(キリン)
  • キリン香ばし麦茶(キリンビバレッジ)
  • 健康ミネラルむぎ茶(伊藤園)
  • 伊藤園ウーロン茶(伊藤園)
  • Relaxジャスミンティー(伊藤園)
  • サントリーウーロン茶(サントリー)
  • 黒烏龍茶(サントリー)
  • 胡麻麦茶(サントリー)
  • 爽健美茶(日本コカ・コーラ)
  • からだ巡茶(日本コカ・コーラ)
  • 太陽のマテ茶(日本コカ・コーラ)
  • 熟成烏龍茶つむぎ(日本コカ・コーラ)


 
【調査設計】
調査手法:インターネットリサーチ
調査期間:2017年9月15日~20日
調査対象者:当社インターネットモニター 20歳~69歳
        全国の男女個人
有効回収サンプル数:1,017サンプル
サンプル構成(%)


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