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和洋中の定番・人気メニューが簡単にできるレシピ専用の合わせ調味料が人気だ。2013年から2015年にかけて急成長、市場規模は800億円にのぼるとみられている。
今回は、当社が任意に選んだ24のメニュー調味料(専用鍋調味料を含む)について、「知っている(認知率)」「3ヶ月以内に広告を見た(広告接触)」「3ヶ月以内に店頭でみた(店頭接触)」「買って使ったことがある(購入経験)」「3ヶ月以内に買って使った(3ヶ月以内購入)」「今後(も)買って使いたい(購入意向)」「購入経験者ベースの今後の購入意向(再購入意向)」などの項目についてインターネットモニターに対して行った調査結果をランキング形式でお届けする。
今回のランキングでは、7項目中再購入意向を除く6項目で、味の素の「Cook Do」が首位を獲得した。「Cook Do」は、2位以下に、認知や広告接触では10ポイント以上、店頭接触、購入経験、今後の意向では5ポイント以上の差をつけており、1978年に発売のロングセラーで、メニュー用調味料のパイオニアともいえるだけに、盤石な強さを示している。
「Cook Do」に購入経験や3ヶ月内購入、購入意向で迫るのが丸美屋の「麻婆豆腐の素」である。こちらも1971年発売のロングセラーで、麻婆豆腐の素では圧倒的なシェアをもつ。
3位以下をみると、2月という調査時期の関係もあり、「鍋キューブ(味の素)」「 プチッと鍋(エバラ)」などの鍋専用調味料が、3ヶ月内購入や今後の意向で上位に挙がってきている。
それを追うのは、和食用のメニュー用調味料である「キッコーマン うちのごはん(キッコーマン)」や、和食・洋食用の「Cook Do きょうの大皿(味の素)」である。
上記にあげたブランドは、3ヶ月内使用率こそ、首位の「Cook Do」でも3割を切っているが、利用者の再購入意向はいずれも6割以上と高く、固定ファンを掴んでいるといえる。
メニュー用調味料は、共働き世帯や高齢者世帯の増加を背景に、簡便化、食べきりのニーズをつかんで2015年ころまで急成長した。ここ1~2年はやや足踏み状態ではあるものの、2018年にはトップブランドの「Cook Do」がリニューアル、ミツカンがカップ容器のメニュー用調味料「CUPCOOK」を新発売など、メーカー各社も有望な市場として注力している。簡便志向を追い風に一段の成長が期待される市場のゆくえが注目される。
- Cook Do(味の素)
- Cook Do きょうの大皿(味の素)
- キッコーマン うちのごはん(キッコーマン)
- デルモンテ 洋ごはんつくろ(キッコーマン)
- 野菜がはいったおかず調味料(カゴメ)
- トマトでおいしいごはんのおかず(カゴメ)
- ごちうま(グリコ)
- できたて革命(グリコ)
- 三ツ星食感(ハウス食品)
- グラタンのもと(ハウス食品)
- だしとスパイスの魔法(にんべん)
- だしが世界を旨くする"料理の素シリーズ"(にんべん)
- おうち食堂(丸美屋)
- 麻婆豆腐の素(丸美屋)
- 麻婆豆腐の素(永谷園)
- 新宿中村屋本格四川(新宿中村屋)
- セブンプレミアム フライパンクッキング(セブン&アイ)
- トップバリュ パッと簡単おかず!(イオン)
- 鍋キューブ(味の素)
- プチッと鍋(エバラ)
- こなべっち(ミツカン)
- 洋風炒めごはんの素(グリコ)
- 炒飯の素(ハウス食品)
- プチッとごはんズ(エバラ)
調査期間:2019年2月13日(水)~19日(火)
調査対象者:当社インターネットモニター 20歳~69歳
全国の男女個人
有効回収サンプル数:1,041サンプル
サンプル構成(%)
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