半歩先を読む日本最大級のマーケティングサイト J-marketing.net

公開日:2019年03月20日


消費者調査データ No.290
メニュー用調味料(2019年3月版)
盤石Cook Do、追う丸美屋の麻婆豆腐の素



本コンテンツのグラフ、詳細データは有料会員サービスでのご提供となっております。
ご利用には有料の会員登録が必要です。
ご登録済みの方は、こちらから全文をご利用ください。
会員のご登録はこちらをご覧ください..

 和洋中の定番・人気メニューが簡単にできるレシピ専用の合わせ調味料が人気だ。2013年から2015年にかけて急成長、市場規模は800億円にのぼるとみられている。

 今回は、当社が任意に選んだ24のメニュー調味料(専用鍋調味料を含む)について、「知っている(認知率)」「3ヶ月以内に広告を見た(広告接触)」「3ヶ月以内に店頭でみた(店頭接触)」「買って使ったことがある(購入経験)」「3ヶ月以内に買って使った(3ヶ月以内購入)」「今後(も)買って使いたい(購入意向)」「購入経験者ベースの今後の購入意向(再購入意向)」などの項目についてインターネットモニターに対して行った調査結果をランキング形式でお届けする。

 今回のランキングでは、7項目中再購入意向を除く6項目で、味の素の「Cook Do」が首位を獲得した。「Cook Do」は、2位以下に、認知や広告接触では10ポイント以上、店頭接触、購入経験、今後の意向では5ポイント以上の差をつけており、1978年に発売のロングセラーで、メニュー用調味料のパイオニアともいえるだけに、盤石な強さを示している。

 「Cook Do」に購入経験や3ヶ月内購入、購入意向で迫るのが丸美屋の「麻婆豆腐の素」である。こちらも1971年発売のロングセラーで、麻婆豆腐の素では圧倒的なシェアをもつ。

 3位以下をみると、2月という調査時期の関係もあり、「鍋キューブ(味の素)」「 プチッと鍋(エバラ)」などの鍋専用調味料が、3ヶ月内購入や今後の意向で上位に挙がってきている。

 それを追うのは、和食用のメニュー用調味料である「キッコーマン うちのごはん(キッコーマン)」や、和食・洋食用の「Cook Do きょうの大皿(味の素)」である。

 上記にあげたブランドは、3ヶ月内使用率こそ、首位の「Cook Do」でも3割を切っているが、利用者の再購入意向はいずれも6割以上と高く、固定ファンを掴んでいるといえる。

 メニュー用調味料は、共働き世帯や高齢者世帯の増加を背景に、簡便化、食べきりのニーズをつかんで2015年ころまで急成長した。ここ1~2年はやや足踏み状態ではあるものの、2018年にはトップブランドの「Cook Do」がリニューアル、ミツカンがカップ容器のメニュー用調味料「CUPCOOK」を新発売など、メーカー各社も有望な市場として注力している。簡便志向を追い風に一段の成長が期待される市場のゆくえが注目される。


本コンテンツのグラフ、詳細データは有料会員サービスでのご提供となります。
【グラフ・詳細データのご利用はこちら】(有料会員向け)

※会員のご登録はこちらをご覧ください。






【提示24ブランド】
  • Cook Do(味の素)
  • Cook Do きょうの大皿(味の素)
  • キッコーマン うちのごはん(キッコーマン)
  • デルモンテ 洋ごはんつくろ(キッコーマン)
  • 野菜がはいったおかず調味料(カゴメ)
  • トマトでおいしいごはんのおかず(カゴメ)
  • ごちうま(グリコ)
  • できたて革命(グリコ)
  • 三ツ星食感(ハウス食品)
  • グラタンのもと(ハウス食品)
  • だしとスパイスの魔法(にんべん)
  • だしが世界を旨くする"料理の素シリーズ"(にんべん)
  • おうち食堂(丸美屋)
  • 麻婆豆腐の素(丸美屋)
  • 麻婆豆腐の素(永谷園)
  • 新宿中村屋本格四川(新宿中村屋)
  • セブンプレミアム フライパンクッキング(セブン&アイ)
  • トップバリュ パッと簡単おかず!(イオン)
  • 鍋キューブ(味の素)
  • プチッと鍋(エバラ)
  • こなべっち(ミツカン)
  • 洋風炒めごはんの素(グリコ)
  • 炒飯の素(ハウス食品)
  • プチッとごはんズ(エバラ)


【調査設計】
調査手法:インターネットリサーチ
調査期間:2019年2月13日(水)~19日(火)
調査対象者:当社インターネットモニター 20歳~69歳
        全国の男女個人
有効回収サンプル数:1,041サンプル
サンプル構成(%)






参照コンテンツ


おすすめ新着記事



J-marketingをもっと活用するために
無料で読める豊富なコンテンツプレミアム会員サービス戦略ケースの教科書Online


新着記事

2024.11.01

成長市場を探せ コロナ禍の落ち込みから再成長する惣菜食市場(2024年)

2024.10.31

月例消費レポート 2024年10月号 消費は緩やかな改善が続いている-政治が消費回復のリスクに

2024.10.31

消費からみた景気指標 24年8月は6項目が改善

2024.10.30

24年8月の「広告売上高」は、4ヶ月連続のプラス

2024.10.30

24年9月の「ファミリーレストラン売上高」は31ヶ月連続プラス

2024.10.30

24年9月の「ファーストフード売上高」は43ヶ月連続のプラスに

2024.10.29

MNEXT やはり起こった「雪崩」現象―「岩盤保守の正体」

2024.10.29

24年9月の「全国百貨店売上高」は31ヶ月連続のプラス、高額品やインバウンドがけん引

2024.10.28

企業活動分析 富士通の24年3月期は増収減益へ、サービスソリューションへの重点シフト明確化

2024.10.28

企業活動分析 カシオ24年3月期は増収減益、収益基盤強化に向けた事業構造改革に取り組む

2024.10.25

24年9月の「チェーンストア売上高」は既存店で2ヶ月連続のプラスに

2024.10.25

24年9月の「コンビニエンスストア売上高」は10ヶ月連続のプラスに

2024.10.24

MNEXT 日本を揺るがす「雪崩現象」―「岩盤保守」の正体

2024.10.23

24年8月の「旅行業者取扱高」は19年比で68%に

2024.10.22

24年8月の「商業動態統計調査」は5ヶ月連続のプラス

週間アクセスランキング

1位 2024.10.24

MNEXT 日本を揺るがす「雪崩現象」―「岩盤保守」の正体

2位 2024.03.13

戦略ケース なぜマクドナルドは値上げしても過去最高売上を更新できたのか

3位 2017.09.19

MNEXT 眼のつけどころ なぜ日本の若者はインスタに走り、世界の若者はタトゥーを入れるのか?

4位 2024.04.05

消費者調査データ ノンアルコール飲料(2024年4月版) 首位は「ドライゼロ」、追う「オールフリー」「のんある気分」

5位 2024.03.08

消費者調査データ カップめん(2024年3月版)独走「カップヌードル」、「どん兵衛」「赤いきつね/緑のたぬき」が2位争い

パブリシティ

2023.10.23

週刊トラベルジャーナル2023年10月23日号に、当社代表取締役社長 松田の執筆記事「ラーケーションへの視点 旅の価値問い直す大事な切り口」が掲載されました。

2023.08.07

日経MJ「CM裏表」に、当社代表取締役社長 松田の執筆記事が掲載されました。サントリー ザ・プレミアム・モルツ「すず登場」篇をとりあげています。

ENGLISH ARTICLES

2023.04.17

More than 40% of convenience store customers purchase desserts. Stores trying to entice shoppers to buy desserts while they're shopping.

2023.02.22

40% of men in their 20s are interested in skincare! Men's beauty expanding with awareness approaching that of women

2022.11.14

Frozen Foods' Benefits Are Expanding, and Child-raising Women Are Driving Demand

2022.09.12

The Penetration of Premium Beer, and a Polarization of the Growing Beer Market

2022.06.20

6.9 Trillion Yen Market Created By Women― Will Afternoon Tea save the luxury hotels in the Tokyo Metropolitan Area