カッパ・クリエイトの2025年3月期の連結決算は、売上高732億円(前期比1.4%増)、営業利益14億円(同15.4%減)と、増収減益となった。売上高は、主力の回転寿司事業(かっぱ寿司)の596億円(同2.1%増)が貢献した。同事業の既存店売上高昨対比は、各企業の賃金増や各種政策の効果による消費動向の上向き、インバウンド消費の増加により、101.5%となった。これに新規出店8店分が加わった(閉鎖は6店)。営業利益は、原材料・エネルギー価格の高騰や慢性的な人手不足によるコストアップの影響を受け、前期に対し2.6億円減少した。結果、主力の回転寿司事業の営業利益は14億円(同11.3%減)となった。同社のビジョンは「お客様に喜びと満足を提供し、社員自ら改善、改革、成長しながら社会に必要とされ、貢献し続ける競争力No.1の企業を目指す」というものだ。具体的な戦略は、「強い既存店づくり」「成長投資」「コストの最適化」「ESGの取り組み」「コンプライアンスの強化」の5つである。今後も同方針にのっとり、戦略を推進する予定だ。2026年3月期について、売上高は、国内は大企業だけではなく中小企業も含めた賃上げおよびインバウンド需要拡大による消費動向の増加を想定、海外は韓国・インドネシアで展開する海外回転寿司事業の拡大を想定し、801億円、営業利益は原材料・エネルギー価格高騰の継続が予想されるが、2025年3月期下半期の収支構造を基盤に人的資本投資をより磨き込むことで20億円を予想している。
企業活動分析レポートのダウンロード
- バックナンバー

企業活動分析に関する基調論文
参照コンテンツ
競合他社の業績と比較分析する
おすすめ新着記事

成長市場を探せ 多様化進み4年連続過去最高の茶飲料(2026年)
4年連続で過去最高を更新した茶飲料。健康志向の高まりで、ノンカフェインの麦茶やルイボスティーなどが伸びる一方、緑茶は抹茶人気による茶葉高騰で危機が忍び寄る。

成長市場を探せ 話題性が需要を加速する炭酸飲料市場(2026年)
炭酸飲料が伸びている。5年連続プラスで、過去最高も4年連続の更新だ。メガトレンドの健康志向に沿う新商品も好調だが、それと逆の「背徳感」を売りにした「ギルティ炭酸 NOPE」も記録的な初動に。話題性が市場全体を底上げしている。

成長市場を探せ 「習慣化」で拡大続けるメンズスキンケア
メンズスキンケア市場の好調が続いている。男性も「肌」を意識する機会が増え、スキンケアの習慣化が始まっているとみられる。





![戦略家のための知的羅針盤[エム・ネクスト]product by 松田 久一](/img/mnext-sub-title.png)