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消費税増税後、消費支出は反動減からの回復の動きが着実に進展していましたが、この夏場で足踏み状態となっております。新年度以降、改善基調にあった消費マインドも、回復の動きが一旦小休止しております。増税後も堅調さを保っている雇用環境と所得環境が消費の下支えとなり、消費の更なる失速は回避されています。
公表されている経済指標を見ると、足許では需要の三本柱が揃って低迷しておりますが、海外景気は緩慢ながらも回復傾向にあり、輸出も勢いは弱いながらも底堅く推移していくと見られます。企業の設備投資のスタンスにも今のところ弱気な気配はみられず、先行き成長期待を材料に今後(も)前向きの動きが出てくると見込まれます。増税後の需要反動減の影響で在庫の積み上がりも顕在化しておりますが、景気回復のもたつきが長引かずに済めば、更なる在庫調整・生産調整に追い込まれる可能性は低そうです。
今後の日本経済の見通しとして、2014年度については、外需は堅調に推移するが、投資と消費は低迷し景気の鈍化が続くとみるのが最有力ですが、2015年度については、輸出は低迷が続く一方、個人消費は消費税増税のスランプから立ち直るとのコンセンサスの上で、設備投資に対する強気派と弱気派とが拮抗し、メインのシナリオが定まらない状況にあります。
今回第25号は、定例の「Economic Outlook for Japan」のみのご案内です。
「Economic Outlook for Japan -消費見通しは悲観的か楽観的か」では、前号が発刊された2014年7月以降の経済情勢を整理し、消費税増税後の反動減を引きずり足許で回復にもたつきがみられる日本の景気と消費の現状と今後を概観します。
2014年晩秋、日本経済の底流で生起しつつある変化の予兆を捉えて、一歩先を見据えた戦略的判断と行動の一助となることを企図して、「消費経済レビュー」第25号を実務家のみなさまにお届けいたします。
(2014.10)
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消費経済レビュー Vol.25 |
Economic Outlook for Japan -消費見通しは悲観的か楽観的か
【要旨】
- 日本の経済の現状
- 2014年度の経済と消費の見通し
- 消費者における経済の現状認識と見通し
- 消費動向評価
- 2014年度 日本経済のシナリオの分岐点
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