敷設されているけれども、まだ事業者によってユーザーに提供されていない光ファイバーのことです。ダークというのは「暗い」、つまり未使用のため光が通っていない状態を表しています。
日本の至る所に敷設されながらも未使用のまま眠っているこの高速ネットワークインフラの活用が今後の日本のブロードバンド環境の行方に大きな影響を及ぼします。
アメリカでは、光ファイバーやメタルケーブルなどの回線を所有者が第三者の通信事業者に対し、回線の提供を行うことが義務づけられています。これが米国のブロードバンドの普及拡大に大きく寄与しました。
一方日本では、NTTの方針により回線の開放に踏み切ったのは2000年末と、アメリカと比較して大きな遅れをとりました。今後は、自治体が所有している「下水道光ファイバー」や東京電力などが所有する電線のダークファイバーの開放も進み、日本のブロードバンド化が進行していきます。
参照コンテンツ
おすすめ新着記事
成長市場を探せ ビスケット市場、4年連続プラスで初の4,000億超えに(2024年)
緩やかに増減を繰り返してきたビスケット市場が伸びている。2020年から4年連続プラスで、2023年はついに4,000億円を超えた。コロナ下でも堅調な動きを見せ、2023年の販売金額は4,260億円で、コロナ前の2019年比で1.13倍となった。
消費者調査データ ノンアルコール飲料 首位は「ドライゼロ」、追う「オールフリー」「のんある気分」
2022年のノンアルコール飲料市場は8年連続で拡大を続け、過去最高と推定される。調査結果をみると、ビールテイストの「アサヒ ドライゼロ」が、全項目で首位を獲得したが、再購入意向ではカクテルテイストやワインテイストなどのブランドも上位に複数ランクイン、ノンアルコール飲料の幅の広がりを示している。
「食と生活」のマンスリー・ニュースレター 20代男性の内食志向にマッチして伸びる冷凍餃子
数ある冷凍食品の中で圧倒的1位の生産量を誇る冷凍餃子は誰がなぜどのように購入しているのか調べてみた。餃子の選好度、購入頻度、購入増減とも20代が他の年代に比べて高く、冷凍餃子は若い年代が牽引して、拡大してきていることがわかった。