
インターネットの中心をなす通信規約のことです。ネットワーク上の各ノード(ネットワークに接続されているコンピュータやハブなどの機器のこと)に割り当てられたIPアドレスをベースにして、ふたつのノード間で、ベストエフォート型のデータグラム指向の通信を行います。
たとえばコンピュータシステムに新しいデバイスを接続すると、両者はインターフェイスで定義された手順に従ってデバイスの初期化やデータ転送などを行ないます。この場合の手順の取り決めをプロトコルと呼び、またふたつのコンピュータをネットワークで接続するとき、両者が通信するために使用する手順もプロトコルといいます。特に、インターネットに接続されているノードでは、世界中でユニークな(単一の)IPアドレスを割り当てておく必要があります。
現在広く使われているIPパケットはVersion 4であり、32bitのIPアドレスをベースにしていますが、現在、次世代のIPv6が実用化に向けて実験が進められています。
また、IPは、ベストエフォート型のデータグラム指向の通信なので、相手先へパケットが届かないこともあるし、複数のパケットが到着する可能性もありますが、その場合の再送などの制御は、すべて上位プロトコル(TCP:米国防総省の資金援助によるネットワークプロジェクトDARPANET(Defense Advanced Research Project Agency Network)で開発されたネットワークプロトコル)にまかされています。
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